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人気ギタリストMiA「乳首を切除した」の衝撃…「感染リスク」「傷がケロイドになる恐れ」医師が語る「手術を推奨しない理由」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.08.16 14:34 最終更新日:2023.08.16 14:38

人気ギタリストMiA「乳首を切除した」の衝撃…「感染リスク」「傷がケロイドになる恐れ」医師が語る「手術を推奨しない理由」

MiAの「X」より

 

 人気ギタリストMiAが、SNSに投稿した内容が波紋を呼んでいる。

 

《男に乳首いらんやろ。ってずっと思ってたから切除した。断捨離。乳首にはマイクロチップを埋め込む。乳首もギターに埋め込むか。これが本当のニップレス》

 

 なんと、乳首を除去する手術をおこなったというのだ。投稿された写真には、乳首あたりにパッドが張られている様子が写されており、術後の写真だと思われる。

 

 

 MiA氏は、X(旧Twitter)で、乳首を切除した理由について詳細を語っている。

 

《ギター演奏してるときに擦れると集中力減るから本当に心底邪魔だった》
《これでライブ中乳首に気を取られずにギターに集中できる。最強のギタリストになる為ならこれくらいの事当たり前だよ》

 

 と、乳首切除で満足した様子を見せている。この投稿に、GACKTは《悩める世の中のギタリストの乳首に幸あれ。》と応じているのだが……。

 

 確かに、授乳の必要がない男性にとって乳首は何のためにあるのが疑問だ。では、この手術を、医師はどう見るのか。函館稜北病院総合診療科の舛森悠医師に聞いた。

 

「男性の乳首は、確かに医学的に機能はありません。受精卵から胎児になる過程において、男性と女性の胎児が初期段階で同じ発達パターンをたどるため、名残としてあるというのが実際です。

 

 一方、男性にも乳腺という組織はありますから、男性でも思春期にホルモンが多く産生されることで、乳腺が腫れてしこりができて痛くなることがあります」

 

 男性の乳首に医学的な機能はないというが、では、切除のリスクはあるのだろうか。舛森医師が続ける。

 

「手術には感染、出血、瘢痕(傷跡のこと)、痛みなどのリスクが存在します。特に注意が必要なのはケロイドです。傷が治りづらい体質の方は、手術の跡が大きく残って、温泉や海水浴などの露出の多い場所へ心理的に行きづらくなる可能性はあると思います。

 

 そのため、乳首切除は一般的に推奨される手術ではありません。特定の医療的理由や患者の強い希望がない限り、この手術をおこなうことはありません。

 

 手術以外に、あくまで視覚的に目立たなくする方法であれば、ないことはないんです。美容の分野では乳頭・乳輪の黒ずみ除去としてレーザー照射やクリームを処方している病院はあります」

 

 さらに舛森医師は、MiA氏の「マイクロチップ埋め込み計画」に、こんな疑問を呈した。

 

「マイクロチップに限りませんが、人工物を体内に留置することは感染リスクを高めます。人工物には血流がありませんから、感染を起こすと薬も届きづらく、最終的には手術で摘出しないといけなくなることが多いです。

 

 埋め込むものの位置や種類によっては、MRI検査時に問題が生じる可能性もあります」

 

 ギタリストにとっての “最適” が、肉体にとっても “最適” かどうかはわからないのだ。

 

( SmartFLASH )

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