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王貞治「756号」から46年…「もっとも国民栄誉賞にふさわしいのは?」3位宮崎駿、2位イチロー、圧倒的1位は?【独自アンケート】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.04 06:00 最終更新日:2024.03.05 15:54
今から46年前ーー1977年9月3日、読売ジャイアンツの王貞治が、大リーグのハンク・アーロンの本塁打記録を超える756号本塁打を放った。この偉業を称え、日本政府は2日後の9月5日、王に対し「国民栄誉賞」を授与。これが最初の国民栄誉賞だった。
それ以降、2023年3月に車いすテニスの国枝慎吾まで、計27人と1団体(2011なでしこジャパン)が受賞している。
というわけで、本誌は国民栄誉賞に関する独自アンケート調査を実施。「もっとも国民栄誉賞にふさわしいのは誰?」を全国の30代から50代の男女500人に聞いた。対象としたのは、スポーツや文化で大きな功績を残している12人とした。
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では「国民栄誉賞にふさわしい」トップ5から見ていこう。
【第5位】黒柳徹子(タレント)22票
第5位は同票で2人が並んだ。徹子さんといえば、日本でテレビ放送が始まったその日から出演し続ける、放送界のレジェンド。著書『窓際のトットちゃん』は20以上の言語で翻訳され、世界累計2500万部超の大ベストセラー。「ふさわしい」理由は、
「現在に至るまで、日本のテレビの歴史を1人ですべて網羅している人」(30代男性・東京都)
「テレビだけではなく、ユニセフの活動など国際的に貢献をされている。これ以上ふさわしい人はいない」(50代女性・広島県)
【第5位】小澤征爾(音楽指揮者)22票
29年にわたりボスト交響楽団の音楽監督をつとめ、その後、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任するなど、世界的な指揮者として知られる。まさに『世界のオザワ』。
「当時の日本人には蔑視もあったはずだが、それを跳ね返し、世界的な指揮者になった。日本人に新しい道を切り拓いた人」(40代男性・福岡県)
「自身が世界的に成功しただけでなく、サイトウ・キネン・オーケストラのように若手の育成にも尽力された点を評価したい」(50代女性・大分県)
【第4位】藤井聡太(将棋)32票
いままさに史上初の「八冠独占」を目指し、「王座戦」を戦っている藤井七冠。21歳ながら、すでにレジェンドだ。
「将棋における最年少記録をことごとく塗り替えている天才。今後の活躍も含めての評価」(50代男性・岡山県)
「近いうち、八冠を達成するはず。かつて七冠を独占(当時は8大タイトルではなかった)した羽生さんが国民栄誉賞なら、当然そうなる」(30代男性・新潟県)
【第3位】宮崎駿(映画監督)68票
日本アニメーション界の大御所。アカデミー賞の長編アニメ映画賞(『千と千尋の神隠し』)と名誉賞を受賞している。
「世界中の人を楽しませ認められる作品を多く生み出した人」(40代女性・千葉県)
「ただのエンタメではなく、社会に対して、さまざまなメッセージ性がある作品を多く作ってきたことは、高く評価されるべきだと思います」(30代女性・兵庫県)
【第2位】イチロー(プロ野球)70票
日本球界を飛び出し、メジャー1年めでMVP、首位打者、新人王などのタイトルを獲得。「アメリカの野球を変えた」とも評価された。日米通算4367安打。国民栄誉賞をこれまで4度打診されているが、いずれも固辞している。
「日本の野球をアメリカに認めさせたことはすごい。この人の活躍がなければ、大谷翔平もどうなっていたか」(40代男性・北海道)
「メジャーで3000本安打はすごいこと。決して大きくはない体でも、こつこつ努力を重ねること、あきらめない強い心があれば、夢は叶うと教えてくれました」(40代女性・山口県)
【第1位】大谷翔平(プロ野球)230票
半数近くの票を集めたのはやはり、ショーヘイ・オータニだった。2021年、メジャーでMVPを獲得後、政府から国民栄誉賞を打診されるが「まだ早いので」と辞退している。
「誰もが無理だと思っていた二刀流をアメリカでやってのけた。世界に衝撃を与えた」(40代女性・長野県)
「野球の成績も、人物としても素晴らしい。見ているだけで元気がもらえる」(50代女性・新潟県)
「大リーグやWBCで活躍しているだけでなく、ふだんの振る舞い方がわれわれ日本人のイメージアップにつながっていると思う」(50代女性・千葉県)
第7位以下は、次のとおり。
【第7位】井上尚弥(ボクシング)13票
【第8位】三浦知良(サッカー)12票
【第9位】吉永小百合(俳優)11票
【第10位】北野武(芸人・映画監督)10票
【第10位】武豊(騎手)10票
【第12位】中野浩一(競輪)0票
( SmartFLASH )