エンタメ・アイドル
「0点です!」ジャニーズ謝罪会見を“しゃべりのプロ”が酷評 唯一の及第点は「イノッチだけ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.10 06:00 最終更新日:2023.09.10 06:00
「人類史上もっとも愚かな事件」
ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題で、9月7日に開かれた“謝罪会見”。新社長に就任した東山紀之(56)は、かつての恩師をこう断罪した。社長である藤島ジュリー景子氏(57)は退任し、新体制へと移行。これにて一件落着かと思いきや……。
「0点です!」
【関連記事:故ジャニー喜多川氏の性加害問題「集団訴訟も視野に」被害者の会が拡大中【本誌スクープその後】】
会見の点数を問うと、こう酷評したのは、“しゃべりのプロ”である、スピーチライター・蔭山洋介氏だ。
「私なら、まず2人を並ばせません。最初に『ジュリー氏の謝罪と辞任会見』、その後に『東山新社長の会見』と、別々にしますね。きっぱりと2人を分けることで、組織を一新し、新旧交代する方向性をしっかりと印象づけることができたと思います。ジュリー氏にいたっては『社長は引責辞任するが会社には残り、株も保有し続ける』など、発言にツッコミどころが多い。こうした矛盾点が批判されることは、事前に予想できたはずで、準備不足が目立ちました」
東山は強い口調での回答が目立ったが、自身のジャニーズJr.に対する性加害について質問されると、「したかもしれないし、していないかもしれない」などと、回答を濁す場面も見受けられた。
「東山さんは自身の過去について、もう少し力強く話すべきでした。東山さんの身辺については、想定できた質問だったと思いますが、性加害がないなら『ない』、万が一、心当たりがあれば『被害者に謝罪して当事者同士で解決していく』などと、曖昧な発言をしないよう事前に方針を固めておくべきでした」(同前)
準備不足を指摘する蔭山氏だが、唯一、及第点をつけたのが「ジャニーズアイランド」の社長を務め、ジャニーズJr.の育成を担う井ノ原快彦(47)だ。
「ジュリー氏や東山さんに比べると立場上のこともあり、人間としての感性みたいなものを率直に語ることができていました。Jr.への思いを語る場面では柔らかい雰囲気を出しており、好印象です。結果として、井ノ原さんが2人の会見に同席していたのは成功でしたね」(同前)
独り勝ちのイノッチに比べて、東山新社長の“船出”は、険しい道のりが待ち受けている――。