エンタメ・アイドル
目黒蓮、ジャニーズ問題で「幻」となった電波ジャック「声明発表」TBSは所属タレントの番宣出演見合わせへ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.19 17:15 最終更新日:2023.09.19 18:45
目黒蓮主演のドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系・以下同)が9月15日、最終回を迎えた。SNSには、視聴者から《最終回、景気良く終わってハッピーだった!! 毎週ハルの行動にはハラハラさせられたよー》《ドラマのトリリオンゲーム面白かった。続きが見たいから、是非続編制作お願いします》と、内容への評価や、続編を望む声などが寄せられた。
その最終回放送の12時間前、目黒の姿はTBSにあった。情報番組『ラヴィット!』に、ドラマを盛り上げる番宣のために出演していたのだ。こちらもドラマ同様、SNSでは《このご時世ですが、朝から目黒蓮vs福本大晴vs佐野晶哉のマリオカート対決を見られるのがラヴィットの良いところ》と、朝からキャストの出演に喜ぶファンからの声が集まった。
【関連記事:相葉雅紀、平野紫耀が出演してきた「ムヒ」CMキャラが交代 広告業界にちらつく「ジャニーズ離れ」の影】
しかしながら、このような形で、テレビでジャニーズ事務所の所属タレントを見られる機会は、減っていくかもしれない。
「当初の予定では、午前5時20分から始まる『THE TIME,』、8時から始まる『ラヴィット!』、10時25分から始まる『ひるおび』、午後1時55分から始まる『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』、午後3時49分から始まる『Nスタ』と、ドラマの番宣のために目黒と、ドラマで共演する佐野勇斗が『電波ジャック』として出演する予定でした。しかし、前日の夕方ごろ、宣伝部から『情報、報道番組では、ドラマの宣伝については取り扱わないことになった』と通達がありました。結局、『ラヴィット!』に関しては情報、報道番組ではないということで、2人とも出演となりました」(TBS関係者)
その背景には、ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題がある。ジャニーズ事務所所属である目黒の情報・報道番組出演に待ったがかかり、電波ジャックは「幻」に終わったのだ。
「10月からも、ジャニーズ事務所所属のなにわ男子・道枝駿佑(しゅんすけ)が出演するドラマ『マイ・セカンド・アオハル』が始まる予定です。このドラマの宣伝をどうするか、TBS上層部は頭を悩ませていると聞きます。視聴者からの意見も『あんな事務所にギャラを払って番組を作るな!』と非難する声と、『タレントに罪はない』と、擁護する声に分かれています。
また、情報、報道番組ではジャニーズ事務所について、世間を騒がせている問題として当然、取り扱っています。その事務所のタレントのドラマを、同じ放送内で取り扱うのはおかしい、同じ番組で共存させるのは難しい、という意見も局内にあります。先日おこなわれたジャニーズ事務所の会見を受け、TBSテレビは『ひきつづきジャニーズ事務所に対して、被害者の救済と人権侵害の再発防止を要望していくとともに事務所がどう着実に進めていくのかを今後も注視しながら、適切に対処してまいります。TBSグループは人権を尊重する取り組みに、より一層努めてまいる所存です』と声明を発表しました。この声明に沿うもので、結果としてドラマの宣伝は遠慮しようとなり、今後の方針を決定するに至っていないようです。
ドラマだけでなく、ジャニーズ事務所所属タレントの新曲発表、PV公開、イベント出演などについて、取り扱わない方向で話が進んでいます」(同前)
事務所の今後の取り組みが明示されなければ、所属タレントたちは活躍の場が奪われ続けることになる。
( SmartFLASH )