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『VIVANT』最終回の結末を公安監修者も絶賛「野崎は絶対取り乱さないように」監督につけた“注文”
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.19 20:40 最終更新日:2023.09.19 20:40
9月17日に最終回を迎えた、ドラマ『VIVANT』(TBS系)。第1回の放送直後から、その多くの謎からさまざまな考察がSNSなどをにぎわせてきたが、終了から2日経った19日現在も、多くの声が寄せられている。
《やっとVIVANT最終回見れた! いや~久々にドラマ観たけど面白かったなぁ~!!》
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《VIVANT終了とともに、完全なる抜け殻状態です。みんなどうやって日々送ってんだろ、、、ラストの含み考察をして乗り切るしかない。 こんなロスになったの初めてだからどうしたらいいかわからない。 助けてチンギス》
《こんなにドラマにはまったの始めてかもしれない。 誰もがとても演技がうまくて悪役だろうとなんだろうと嫌いなキャラがひとりもいないよVIVANT。》
そんな“『VIVANT』ロス”を訴える声のほか、
《VIVANTを1話見ただけでどハマりし、U-NEXT登録した》
《VIVANTようやく一話から観てる面白すぎる》
という、これから作品に浸ろうという人も多いようだ。
乃木(堺雅人)や黒須(松坂桃李)らが所属する自衛隊の秘密情報組織「別班」や、ノゴーン・ベキ(役所広司)率いるテロ集団「テント」、それを追う公安刑事の野崎(阿部寛)。それぞれの組織の描かれ方がリアルすぎることも、『VIVANT』の話題性のひとつだった。ドラマの精度を支えてきたのが、公安監修を務めた元公安で、外事警察出身の勝丸円覚氏だ。勝丸氏に、最終回の印象を聞いた。
「第10話の台本をいただいていたのですが、明確な結末は書かれていなかったんです。私が認識していた結末とは違っていましたが、さすが福澤克雄監督です。いろいろな伏線を回収されて、結末につなげる。あの終わり方には驚きましたし、感動しました。次回作に続く方向性を感じましたし、数年後にまたありそうで楽しみです」
実際に外事警察として、海外の任務をおこなってきた勝丸氏。福澤監督のチームとは、何度もブレーンストーミングを重ね、ときには勝丸氏から“注文”をつけたこともあるという。
「阿部さんが演じられた野崎は、私がモデルのようなものですから、どんなことがあっても取り乱さないでください、とお願いしました。日本国内での任務の場合は、仲間に頼ることもできますが、海外での任務は自分しかいないので、どんなときも、自分の知恵と度胸で切り抜けていくしかない。つねに冷静に対応しなくてはならないので、声が裏返ったりとかは、絶対にしないでください、と。まったく表情を変えずにものごとを進めていく阿部さんは、まさにハマリ役。かっこよく描いていただいて、満足です(笑)」
最終回直前に、ファンミーティングに登壇した福澤監督は、続編について「僕のなかでは3部作まで考えて作っている」とし、「(続編決定は)みなさん次第です」と、含みをもたせた。一部報道では、2025年7月期放送での続編ドラマが内定しているとの情報もある。
「VIVANT」は、フランス語で「生きている」という意味。続編を希望する多くのファンの声に後押しされ、ドラマは生き続けるのかもしれない。
( SmartFLASH )