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時給換算380円!ジミー大西、画家活動を休止するもさんまの言葉で「もう一度頑張ります!」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.25 11:00 最終更新日:2023.09.25 11:00

時給換算380円!ジミー大西、画家活動を休止するもさんまの言葉で「もう一度頑張ります!」

 

 来年1月に東京ドームシティ内にオープンする吉本興業の新劇場『IMM THEATER』の劇場ロゴ発表会が、9月/22日におこなわれ、芸人で画家のジミー大西さんが出席しました。

 

 劇場のロゴを制作したジミーさんは、同劇場の名づけ親である明石家さんまさんから制作オファーを受けたそうです。

 

 ジミーさんは、1996年、番組企画で絵画の才能を見出され画家に転身。しかし、2015年頃から5年間、画家活動を休止していたのです。そんなジミーさんを復帰させたのが明石家さんまさんでした。

 

 

 筆者は以前、活動休止当時のお話をジミーさんにお伺いしています。

 

「画の制作時間がかかりすぎて…… 僕の画の手取りを時給に換算したら380円だったんです。それで(画家を)『や~めた』って(笑)。

 

 最初はぶわぁーと大胆に描いてたんです。だからその頃は1~2週間で1枚描けてて。それが今は1枚に3~4カ月。下手したら半年かかるぐらいなんです」

 

 制作時間がかかるようになった理由は、ジミーさんが師と仰ぐ芸術家・岡本太郎さんにあったと言います。

 

「勉強のために太郎先生の画を見に行くようになって。画を深く見ていくと、太郎先生が描いたデッサンの跡が残っているんですよ。

 

 それで『あれ? これって計算してるな。太郎先生がうわぁーと勢いで描いてるのは、デッサンができあがってからやな』と。

 

 太郎先生は感情で闇雲に描いてるんじゃなく、ちゃんとしたのを崩しているというのが見えてきたんです。それで僕も『ちゃんと描かなあかんな』と思って、どんどん追求し始めて。

 

 ホントは、画の勉強をしたら描き方や見せ方がわかるから早く描けるんですよ。だから『こんなに時間がかかるんやったら画を習ったろう』と思ったんです。

 

 でも、さんまさんに『習ったらお前の個性が無くなってまうぞ。ええんか?』って。それで『そっか~』ってなって」

 

 ジミーさんは、画家活動を休んでいる時期にさんまさんと会う機会があったそうです。

 

「西麻布の料亭みたいなところにさんまさんと2人っきりで行ったときがあって。そこで時給が380円ということをさんまさんに話したんです。

 

 そしたらさんまさんが『人を喜ばすことに時給計算なんかしたらアカンねんで。画描きも芸人も人を喜ばすためにやってるのよ。時給計算して誰がやってんねん』と言われて。

 

 その言葉を聞いて『画をもう一度頑張ります』と誓いました」

 

 さんまさんやジミーさんをはじめ、多くの芸人たちがお客さまに喜んでいただきたいという思いが詰まった劇場『IMM THEATER』が来年1月にオープンします。ぜひ、足を運んでみてはいかがですか。

インタビューマン山下

1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

( SmartFLASH )

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