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テレ朝『サタデーステーション』放送予定だった「ジャニーズ問題」に触れず視聴者から集まる不信感
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.08 16:00 最終更新日:2023.10.08 16:00
10月7日放送の『サタデーステーション』(テレビ朝日系)で、事前の放送予定にあったジャニーズ事務所のニュースが、実際の放送でまったく触れられなかった事態があり、視聴者から不信の声があがっている。
この日の放送では「ジャニーズ事務所 坂本さん&城島さん語る」と予告にあり、20th Century・坂本昌行、TOKIO・城島茂の、ジャニーズ事務所の問題についての発言を扱うものとみられていた。
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しかし、放送では当日に起きた、東京・渋谷のスクランブル交差点で乗用車が道路脇に突っ込んだ事故について「速報」として、かなりの時間を割いて放送された。
ほかに、男女4人が死亡した山岳遭難事故、パレスチナのガザ地区からイスラエルへ向けてのロケット攻撃、男子バレーなどのスポーツ、天気といった内容で番組は放送され、ジャニーズ問題についての部分はなかった。
この点に、SNSではさまざまな意見が寄せられた。
《ジャニーズ問題やりたくないからどうでもいい渋谷の事故を何回も中継して時間潰してんのね。徹底してるわ》
《交通事故にどんだけ時間使ってんだ? そんなにジャニーズの話題やりたくないのかねぇ》
《忍法ジャニーズ隠し》
坂本は10月6日、ブロードウェイミュージカル『キャメロット』の初日前挨拶で事務所の問題について「東山(紀之)さん、井ノ原(快彦)が一生懸命、対処してくれているのを見守りながら、我々ができることをしっかりやっていきたいなと思います」と回答。エージェント契約について聞かれ「詳しい話をちゃんとされていない状態でして、今後、詳しい説明を受けることになりますのでそこからだと思います」と明かしていた。
また、城島は10月7日放送の『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)で“NGリスト”について「我々、タレントも報道を見たときに耳を疑った。透明化が絶対に問われるなかで、絶対にあってはならないことだと思います」と批判。「人としても企業としても、まっすぐさをメインに、ちゃんと考えていかなければ、新体制になっても未来はないでしょうね」と話していた。
テレビ朝日といえば、かつて旧社屋時代、局内に「ジャニーズリハーサル室」があった時期があり、『ミュージックステーション』に長年、“ジャニーズ枠”が存在するなど、蜜月関係が指摘されている。この点について、9月7日のジャニーズ事務所による会見では、同番組に他事務所の男性アイドルなどの出演がない状況に、記者から「こうした忖度がまだ続いたほうがよい? 妨害しないことを明言していただけないでしょうか?」と質問が飛んだ。
これに東山紀之社長は「(忖度は)必要ないと思っております。忖度とか関係なく、公平にいくべきだなと僕自身も思っております」と断言していた。
東山社長が「忖度は必要ない」と言っている以上、そう思われるような放送に批判が集まるのも当然だ。
( SmartFLASH )