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種ともこ『いっしょに、ねっ。』ジャケットが話題となった芸術家は田舎暮らしに「チェーンソーを持って竹を切っています」【1980年代の一世風靡シンガー】

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.10.10 06:00FLASH編集部

種ともこ『いっしょに、ねっ。』ジャケットが話題となった芸術家は田舎暮らしに「チェーンソーを持って竹を切っています」【1980年代の一世風靡シンガー】

「私の歌が誰かの喜びになったり、悲しみになったり。心が動くことが音楽のエネルギーなので、そういった影響があればうれしい」(写真・越野 遥)

 

 歌番組にかじりつき、CDを買いまくった1980年代――あれから約40年、今もステージに立ち続ける「一世風靡シンガー」たちから元気をもらおう!

 

 幼児雑誌「よいこ」「めばえ」をモチーフにしたファーストアルバム『いっしょに、ねっ。』のジャケットが衝撃的だった。

 

 

「スタッフは全員、大反対でしたね。気に入っていたのは、私とデザイナーだけ。でも、無難な路線よりもおもしろいほうを優先しました。若気の至りがいい結果を生むことって、あるじゃないですか(笑)」

 

 1985年のデビュー以来、種ともこの少年のような歌声と、エキセントリックとも評される個性的な楽曲のスタイルは変わらない。実生活では、4年前から「長年の夢だった」という、田舎での一人暮らしを始めた。

 

「最近はボランティアでヘルメットをかぶり、安全靴を履いて、チェーンソーを持って、山に入って竹を切っています。庭の草刈りをしたり、薪を切ったり、日々、忙しくしています。地方で暮らすようになって、自分の価値観が大きく変わりましたね。新しい音楽が生まれる予感があります。

 

 今でも、曲作りが自分の原点。私の歌が誰かの喜びになったり、悲しみになったり。心が動くことが音楽のエネルギーなので、そういった影響があればうれしい。どこかで、みなさんの耳に届くといいですね」

 

 1961年生まれ 京都府出身 1985年『You’re The One』(ANAスキーツアーキャンペーンソング)でデビュー。作詞、作曲、アレンジなど、すべてをプロデュースするシンガー・ソングライターとして、ひときわ異彩を放つ。2021年に乳がんを患い、現在はリハビリ中

( 週刊FLASH 2023年10月17日・24日合併号 )

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