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『ミタゾノ』ゴールデン進出、『鉄腕DASH』好調「TOKIO」にジャニーズ問題の影響が少ない理由
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.12 17:35 最終更新日:2023.10.12 17:52
創業者の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題で、今後の芸能活動の行方が注目されている、ジャニーズ事務所所属の各グループ。そんななか、2021年4月の長瀬智也の脱退に伴い新会社を設立したものの、いまもジャニーズのレーベル『J Storm』に所属し、ジャニーズ傘下にいるという特殊な形をとっているグループが「TOKIO」だ。
一連の騒動後もTOKIOメンバーの出演番組は、視聴率が合格ラインをキープしており、「安定感」が際立っている。
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「彼らの所属する『株式会社TOKIO』は当初、代表取締役に藤島ジュリー景子氏が就いていましたが、1回めの謝罪会見後の9月30日付で、リーダーである城島茂が代表取締役社長になりました」(芸能記者)
そうしたなか、10月10日、メンバーの松岡昌宏が主演するドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)の第6シリーズがスタートした。
「“家政夫”に扮した松岡が、派遣された家庭内のトラブルや困りごとを解決していく内容で、身近な『あるある』を取り上げていることから『実生活にも役立つ』と主婦層に支持されています。2016年10月に第1シリーズが始まり、これまで金曜深夜の時間帯で放送されてきました。今回は火曜日夜9時、初のゴールデンタイムでの放送となりますが、初回の平均世帯視聴率は9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)と、同時間帯トップを記録しています」(前出・芸能記者)
TOKIOといえば、1998年にスタートした長寿番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)も、平均世帯視聴率がコンスタントに10%を超える人気番組だ。国分太一が出演する『男子ごはん』(テレビ東京)も、放送開始から15年になるが、好評だ。ジャニーズ問題の影響が、TOKIOにはなぜ少ないのか。民放プロデューサーに聞いた。
「9月9日、リーダーの城島さんは、自分がMCを務める『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)で、ジャニーズ事務所の謝罪会見を受けて『私自身、複雑な思いで見つめております。ただ私としましても今後どうあるべきかという部分を含めて、がんばっていくしかないと思っております』『ジャニー氏に対しては、いろんなものをいただきましたが、こんな負の遺産を残してどうしてくれるんだっていう思いが正直あります』と述べ、ほかの所属タレントよりいち早く、踏み込んだ意見を述べました。彼らのこうした真摯な態度が、スタッフからも信頼されているんだと思います」
新体制となった株式会社TOKIOのニュースを報じたネット上にも、《TOKIOがじじぃになっても鉄腕やってほしいし、私は見るよ!》《波乱万丈だけど、これからもがんばれ、TOKIO!》などの書き込みがあった。本誌が10月11日に掲載した「エージェント制でも生き残れそうなジャニーズグループ」のアンケートでは、「メンバー個々のキャラクターがあり、歌や踊りといった一般的なジャニーズの保有スキル以外に、ドラマやバラエティで活躍できる知名度・人気度を持っているから」といった理由から、3位にランクインしている。
一部報道では、『NHK紅白歌合戦』に「ジャニーズ枠」が2枠ある、とされているが、いちばん近い存在なのかもしれない――。
( SmartFLASH )