11月15日、旧ジャニーズ事務所所属グループ「Snow Man」の渡辺翔太が、2024年1月にスタートするドラマ『先生さようなら』(日本テレビ系)で単独初主演することが報じられた。事務所の騒動が続くなか、新規ドラマが続々と発表されていく状況に、違和感を持つ声も増え始めている。
創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題で揺れるなか、NHKや民放各局は所属タレントの新規起用に慎重な姿勢を見せている。13日には、大晦日におこなわれる『NHK紅白歌合戦』の出場リストが発表されたが、旧ジャニーズ事務所のタレントの名前は載らなかった。今後追加枠として出場する可能性も残されてはいるが、ひとまずは44年ぶりの出場なしという展開だ。
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一方、変化が見られないのが、民放各局だ。ここ数日、2024年1月期の旧ジャニタレ主演ドラマが、続々と発表されている。『先生さようなら』のほかにも、14日にはSnow Manの岩本照が、『恋する警護24時』(テレビ朝日系)で主演を務めることが明らかになった。
「日テレは毎週火曜深夜の『シンドラ』、テレビ朝日は土曜夜の『オシドラサタデー』という、創設以来旧ジャニタレで主演が固定されているドラマ枠があります。性加害問題をうけ、枠の行方を心配するファンが多くいましたが、ひとまず1月期はこれまで通り旧ジャニタレで固めるようです」(芸能記者)
さらに、Sexy Zoneの中島健人が『リビングの松永さん』(フジテレビ系)主演を務めることも発表された。なにわ男子の道枝駿佑が、テレビ朝日の火曜午後9時枠で、有名小説を原作としたドラマの主演を務めるという報道も出ており、今後もリリースが続きそうだ。
「基本的にドラマのオファーは半年〜1年前頃から出すものです。事務所側が会見を開いたのが9月でしたから、連ドラキャスティングで本格的に影響が出てくるのは4月期以降じゃないでしょうか。2024年後半になっても、これまで通り旧ジャニーズ固定のドラマ枠を続けられるのか。会見後、多くのスポンサーが続々とCMを打ち切った様子をみるに、厳しい展開となりそうですが……」(前出・芸能記者)
視聴者からも、違和感を抱く人々が出始めているようだ。SNSでは、テレビ局の姿勢に対する批判の声が寄せられている。
《ジャニーズ主演のドラマとかこの期に及んで予告されてるの本当に被害者の方にとっては真綿で首絞められる気持ちだよね。名乗り出たのにあちらは通常営業。補償なんて口先だけじゃん。》
《ま、結局テレビ局は変わらず変われず、ドラマでもバラエティーでも旧ジャニタレ出しまくり。》
《うーん結局ドラマ枠でジャニーズ使うのは変わらないんだほんと萎える 俳優一本で頑張ってるであろう若手の子達の芽が全然出ないじゃん いい加減ジャニーズ主演枠もうやめろよ》
( SmartFLASH )