【追悼】『水ダウ』「名探偵津田」で話題になった井川瑠音さん死去　本誌に語っていた「津田さんとまた共演したい」

 

　女優の井川瑠音さんが11月18日、早朝に亡くなっていたと、所属事務所が公式サイトで発表した。31歳だった。

 

　井川さんは、映画や舞台などで活躍。2023年1月25日放送の『水曜日のダウンタウン』（TBS系）では、ダイアン・津田篤宏が探偵を務める「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説（通称・「名探偵津田」）」に、じつは真犯人でもある女性ディレクター役で出演し、「かわいい」「この美女は誰？」と話題になっていた。

 

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　彼女の訃報がニュースで報じられると、SNSには悲しみの声が広がった。

 

《訃報をきいて、ショックでいてもたってもいられず、コメントさせていただきます　ファンだったので、本当にショックが大きいです　早すぎます泣》

 

《ご冥福をお祈りいたします。名探偵津田で知ってから次回作も楽しみにしてました。》

 

「名探偵津田」が放送された直後に、本誌は、井川さんを取材していた。そのときの様子を振り返る。

 

「はじめまして。女優として活動しております。これまでは映画や舞台、企業さんの広告やモデル、じつはイメージガールユニットとしてBS-TBSさんで、自分たちとお笑い芸人さんのMCでバラエティ番組をやったりもしていました。最近では『艦隊これくしょん-艦これ-』 比叡役として、艦これさんのイベントやステージに出演したりしております。

 

　最近、外に出るようがんばっていましたが、基本的におうち大好き、引きこもり気味で、アニメや邦画、UFOキャッチャーが大好きな人間です。自宅は推しのフィギュアなど、グッズだらけです。グッズは、ベッドと同じスペース取ってます。ディズニーの音楽を流しながらお料理やお洗濯することも好きです！」

 

――「名探偵津田」の撮影はいかがでしたか？

 

「あこがれの番組で、おもしろい企画でドッキリの仕掛け人、とても重要な役をいただき、すごく緊張しました。しっかりと津田さんにミステリードラマの世界に入っていただくため、一生懸命、演じたのはもちろんですが、実際に『水曜日のダウンタウン』のディレクターさんがアドバイスをくださったりして、前半はなるべく自然に演じられるよう、自分なりに研究しながら津田さん抜きのリハーサルに挑みました」

 

――お笑いとミステリーを演じるにあたって心がけたことは？

 

「本番で自然に見えていればいいなぁ、と思っていました。ひとりめの被害者が出て、謎解きが始まってからは、しっかりサスペンスになりましたが、自然にできていましたか？　本当にうれしいことに、セリフもたくさんいただき、頭の中をフル回転させて臨みました。でも、あくまでもドッキリで、現場のスタッフさんの笑い声などがない状況だったので、終始、緊張感はありました。でもそれが、（自身が）演じた美優ちゃんの緊張感と、うまくマッチしていたような気がします」

 

――撮影はどんなふうに始まったのでしょうか？

 

「前日に津田さんをペンションの前からご案内して、打ち合わせがあって、2日めのシーンももちろん一発勝負でしたので、本当にあっという間でした。『ドッキリだろ！』と、津田さんが疑ってこちらに確認してきたことが何度かあり、序盤は本当に笑ってしまいそうになって、危なくて（笑）。けど、『絶対に笑ってはいけない！』と、耐えていました。正直、本当におもしろかったです。序盤でほぼ自分のツボポイントがわかったので、そのときは申し訳ないですが、津田さんの顔は絶対見ないように、など工夫していました」

 

――読者にメッセージをどうぞ

 

「このたびは『水曜日のダウンタウン』さんを通して、井川瑠音を知っていただき、たくさんの反響をいただきまして、本当にありがとうございます！　なんだか褒めていただいたり、驚きと照れとうれしさでたくさんです！　エゴサが楽しいです。幸せだ！　スキルや知名度含め、まだまだじゃ足りないくらいまだまだですので、今回のすてきなお仕事と、みなさまのお声などを力にして、さらに精進していきます。ぜひこれからも見守っていただけるとうれしいです。津田さんとも、また共演できるよう、がんばります」

 

　名探偵を演じた津田は、X（旧Twitter）に《バカな僕を優しくわかりやすくリードしていただきありがとうございました　心よりご冥福をお祈りします》と投稿した。2人の共演を、もっと見たかったと思うファンも多かったはずだ。

( SmartFLASH )