2024年に創立100周年となる日本将棋連盟が、東西にある将棋会館の老朽化などから、それぞれで2024年の完成を目指して新会館を建設している。
その資金集めのひとつとして「新・将棋会館建設プロジェクト」と題して、2021年10月から2024年6月まで6期に分けてクラウドファンディングが実施されている。
各期、寄附金額に応じて、色紙、スマートフォンケース、扇子、師弟特別解説会、盛上駒など多くの棋士オリジナル返礼品が用意されている。35万円支援すれば、藤井聡太8冠記念ファンミーティングに参加することも可能だ。
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日本将棋連盟の広報に話を聞くと、
「やはり人気があるのは藤井聡太8冠の品です。『色紙と根付セット』(1万円寄付)などがコンスタントに反響があります。なかでも、今回の返礼品で初めて1000を超え、1193名の方から申し込みがあったのが、藤井8冠が描いた『パイナップル星人』がプリントされたパーカーです」
とのこと。「パイナップル星からの使者」は、画家のヒグチユウコさんとコラボレーションしたパーカーで、3万円の寄付でもらえる限定品だ。
「胸元には藤井8冠の『原画』のパイナップル星人が描かれ、背中にはヒグチさんの世界観で描かれたパイナップル星人と猫が描かれています。藤井8冠の、なんとも言えない、シュールで独特な筆致の絵が印象的です。
日本将棋連盟会長の羽生善治九段が、11月13日、自身のX(旧ツイッター)で、藤井8冠がこのパーカーを着た動画をアップしたことからさらに注目されました。
『藤井さんの感想』として、《生地は厚すぎず柔らかくて着やすいのと、背中のプリントもかわいい感じでいいですね》というコメントも投稿されていたので『着てみたい』と寄付したファンも多いのではないでしょうか」(将棋ファン)
クラウドファウンディングも、終了期間を待たず、当初予定の6億円を超えた。新たな会館で熱戦が繰り広げられる日を待ちたいが、「藤井聡太画伯」の別作品も見てみたい。
( SmartFLASH )