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菅井友香の1年は「LGBTQ+」「労働問題」に切り込むドラマで幕開け…「憧れの役者」から舞台のれんのサプライズプレゼント!

エンタメ・アイドル 投稿日:2024.01.13 06:00FLASH編集部

菅井友香の1年は「LGBTQ+」「労働問題」に切り込むドラマで幕開け…「憧れの役者」から舞台のれんのサプライズプレゼント!

船越英一郎からプレゼントされた舞台のれん

 

「チャレンジングに、アクティブに、アグレッシブに――。ずっと、やりたいと思っていたことをひとつでも多く実現できたらいいなと思って臨んだ2023年は、思い描いていたよりはるかに多くのことがかなった1年になりました」

 

 そう言いながら、きらめくような笑みをこぼした菅井友香(28)の2023年は1月28日、東京・紀伊國屋ホールの『つかこうへい復活祭2023「新・幕末純情伝」』から始まった。

 

 

「つかさんの作品に出させていただくのは『飛龍伝2020』以来2度め。座長として、一人の演者として、今回も演出をしてくださった岡村(俊一)さんに“菅井も成長して戻ってきたな”と思っていただけるようにと、全力でぶつかっていった結果、たくさんのことを学ばせていただきました」

 

 兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで千秋楽を迎えたのが2月19日。それからわずか7日後には、メインMCを務める競馬番組『競馬BEAT』(カンテレ)がスタートした。

 

「4、5歳のころから動物園や牧場で、ポニーに乗って引き馬をしてもらうのが大好きで。小学5年生のとき同級生に誘われて、週1回レッスンを受けられるクラブに入団したんですが、それがもう最高に楽しくて。早く馬に乗りたい! と思いながら、毎日を過ごしていた感じです(笑)」

 

 人馬一体――。人に優しく、馬にも優しく。馬とともに成長した菅井は、2011年には全日本ジュニア馬場馬術大会チルドレンライダー選手権で2位となり、大学でも馬術部に所属。2017年から約5年間、日本馬術連盟の「馬術スペシャルアンバサダー」を務めてきた。

 

「毎週とはいきませんが、今でもクラブの仲間と海岸を走ったり、海外に行ったときに乗馬と山歩き……森林、草原などを組み合わせたホーストレッキングをしたり、乗馬を楽しんでいます」

 

 現在、密かにレッスンの再開を計画中という菅井は、3月から『菅井友香の#今日も推しとがんばりき』(文化放送)でパーソナリティを務め、7月には1カ月間、オーストラリアに語学留学を敢行した。

 

「留学が2023年のテーマのひとつだったので、行こう! と決めて、即行動に移しました。自分の足で歩くことで知ることもたくさんありますし、多くの人と出会うことで学ぶこともいっぱいある。それを肌で感じられた1カ月でした」

 

 そして2023年の最後を飾ったのは……これが舞台初出演となる“2時間ドラマの帝王”船越英一郎主演、蜷川幸雄の魂を引き継いだ石丸さち子演出、明治座創業150周年記念として上演された『赤ひげ』だ。

 

「着物を着るのも、結髪のカツラをつけるのも初めてなので、稽古が始まったころは“大丈夫かな、私!?”と不安しかありませんでしたが、稽古の最終日に、石丸さんからお褒めの言葉をいただき、ホッとすると同時に、一気にテンションが上がりました」

 

 そんな菅井が今回見せてくれたヒソモノは、舞台のれん。

 

「舞台を何度か経験していくなかで、経験豊かな共演者の方が信頼関係のある先輩らから贈ってもらったのれんを掛けているのを見て、私もいつか先輩とそんな関係になれることを夢見ていました」

 

 勇気を振り絞ってお願いしたのは……憧れと尊敬の念を抱いていた船越英一郎。

 

「これから役者として頑張っていきたいと思っていたタイミングで、船越さんのお名前が入ったのれんをいただけたら、背中を押してもらえるだろうなと考え、東京公演の打ち上げでお願いしようと決めていたんです」

 

 間髪を容れずに返ってきた答えは「僕でいいなら、喜んでプレゼントします」というものだった。

 

「デザインも、私の歩んできた道を辿るように、櫻色の貴重な生地に、桜の花びらと大好きな馬と蹄鉄を入れてくださって。しかも、12月14日からの大阪・新歌舞伎座公演に間に合うようにと、超特急で作ってくださいました。船越さん主催で私の誕生日パーティーを開いてくださった際、サプライズでプレゼントしていただきました」

 

 菅井にとって初めてなら、船越にとっても、ほかの役者に舞台のれんを贈るのはこれが初めて。気持ちのこもった一枚に「一生の宝物です!」と満面の笑みを浮かべた。

 

 舞台で始まり、舞台で締め括った1年。そして2024年は、中村ゆりかとのW主演を務める『チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ』(テレビ東京ほか)で幕を開ける。

 

「テレビドラマは7年ぶりくらいなので嬉しさ半分、緊張感半分という、不思議な感覚でスタートしました」

 

 ドラマはレズビアンを主役にした復讐愛憎劇。“LGBTQ+”に“労働問題”など、社会問題に鋭く切り込んだ見応えのある内容になっている。

 

「あるとき、スタッフの方が、“さぁ、今日もがんばりき!”と声をかけてくださって。それから、みんな“がんばりき”が、合言葉のようになったことで緊張が解け、それからは楽しすぎて時間がたつのがあっという間でした」

 

 ドキドキ感とワクワク感満載のドラマで幕を開けた2024年の菅井友香。今年も、彼女から目が離せない。

 

すがいゆうか
1995年11月29日生まれ 東京都出身 2016年、欅坂46の1stシングル『サイレントマジョリティー』でCDデビュー。2022年11月8日、9日の東京ドーム公演をもって櫻坂46を卒業。2023年1月、舞台『新・幕末純情伝』での主演を始め、テレビ、ラジオ、ミュージカルなど、幅広い分野で活躍中

 

写真・福田ヨシツグ 取材&文・工藤 晋

( 週刊FLASH 2024年1月23日号 )

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