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タモリが『ブラタモリ』クイズ正解率、前年上回る9割超! 「石」関連問題はパーフェクト、「関ケ原」の布陣を熟知の博識

エンタメ・アイドル 投稿日:2024.01.20 06:00FLASH編集部

タモリが『ブラタモリ』クイズ正解率、前年上回る9割超! 「石」関連問題はパーフェクト、「関ケ原」の布陣を熟知の博識

『ブラタモリ』で正解率が上昇中のタモリ

 

 タモリが、散歩しながら街の歴史や人々の暮らしに迫る教養番組『ブラタモリ』(NHK)。2025年で放送開始10周年を迎える。2014年にお昼の長寿番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が終了し、2023年春には40年以上続いた深夜番組『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)が幕を下ろした。現在、タモリのレギュラー番組は『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)と『ブラタモリ』のみ。よって『ブラタモリ』は、タモリの本来の姿を拝める貴重な機会となっている。

 

 番組は、タモリが全国各地を訪れ、複数の案内人(大学教授や学芸員など)が出すクイズに答えながら、各回の「旅のお題」の真相に迫るという構成だ。

 

 

 その案内人が出すクイズは、回によっては20問以上も出題される(2023年2月11日放送の「前橋」の回は27問!)。もはや、解答者がタモリのみのクイズ番組状態だ。

 

 問題の内容は「この地形はなぜできたか?」といった地学や、「江戸時代、この辺りには何があったか」など、日本史にかかわるものがほとんど。ともにタモリの得意ジャンルだ。ゆえに『ブラタモリ』は、自身の人生の集大成といっても過言ではない。

 

 その正解率については、2022年は88.3%(全435問中384問に正解)だったが、2023年はなんと90.8%(全489問中444問正解。元日放送の『ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯新春スペシャル2023』含む)と、前年を上回ってみせた。

 

 2023年で特筆すべきは、石に関する問題で正解がパーフェクトだったこと。タモリは、石を見ただけで種類を当てられる特技があるのだが、全15問にすべて正解した。泥岩、凝灰岩、石灰岩、砂岩、片岩、花崗岩を完璧に見分けられるタレントは唯一無二だろう。

 

 また、最大の見せ場となった回は、6月24日放送の「関ケ原の戦い」だった。天下分け目の戦いについて、タモリは東軍と西軍がそれぞれどのような布陣だったか、そのほとんどを知り尽くしていた。その道のプロである案内人と、やたら話が弾んだタモリ。博識が光るシーンだった。

 

 他方、タモリの足跡をたどる場面が放送されたことも印象に残った。11月18日放送「東京・目白」では、こんな回想シーンがあった。

 

「目白通りをはさんで向こう側に、赤塚不二夫のマンションがあった。そこで1年半、居候してました。贅沢な居候生活でした。普通の居候じゃないですから。ドアが2つあるマンションにいましたから。乗ってる車はベンツのスポーツです。私は、居候で目白ブランドを体験した唯一の人間です」

 

 4月22日放送の「下北沢」の回では、こんなシーンも。

 

「じつはね、このちょっと先に2年くらい住んでたことがあるんだよ。線路のすぐ横に住んでました。そこには欽ちゃん(萩本欽一)の事務所があったんですよ。で、キャンディーズのミキちゃんがこの辺に(住んで)いまして、その3人がタクシーを呼ぶんですよ、仕事行くとき。同時に3台並んでて、それぞれ挨拶しながら別の方向に行った」

 

 そう語ると、当時、住んでいたマンションまで歩くことに。しばらく歩くと、そのマンションを発見。「当時32(歳)くらいかな。私、ここで夢を見てました」と笑みを浮かべるのであった。

 

 日本各地の成り立ちを学べるとともに、タモリの生い立ちにも触れられる『ブラタモリ』は、やはり貴重な存在なのである。

 

(文・犬飼 華)

( SmartFLASH )

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