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高校剣道部で「真剣」使って生徒ケガ…過去には千葉真一も殺陣の稽古で真剣を使用
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.03.08 20:15 最終更新日:2024.03.08 20:15
奈良県生駒市の県立高校で、剣道部の顧問が練習中に日本刀の「真剣」を使い、生徒がケガをしていたことがわかった。
「報道によれば、3月5日、奈良県立生駒高校で居合道の練習中に、剣道部顧問で居合道6段の男性講師(70)が、日本刀を使って生徒を指導。
刃渡り約74センチの真剣を使って、生徒に間合いの取り方などを指導していたところ、2年の男子生徒の右太ももに誤って刃先が3センチあまり刺さってしまったそうです。
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生徒は全治2~3か月と診断されたそうで、男性講師は聞き取りに『当たるとは思っていなかった。深く受け止めている』と語り、すでに依願退職しているそうです」(事件担当記者)
男性講師は日本刀の所持手続きは取っていたが、練習での使用について学校側に確認していなかったという。今回の事態を受けて、県は会見で「使用禁止の規定がなかったことが問題」だとして、今後は持ち込みを禁止すると発表した。
ネットニュースのコメント欄には、
《何故、剣道の指導に「真剣」が必要なのか分からない。真剣を使えば、万一の失敗も許されない事は一般人でも理解出来る。それを居合道六段ならより承知している筈なのだが》
《怪我した生徒のケアはもとよりその親 またその現場にいた生徒たちの心のケアも心配です》
《真剣に指導していたのだろうが、やり過ぎでない?》
など、批判の声が複数あがっている。
しかし、かつて日本の芸能界には、殺陣の稽古で「真剣」を使用していた大物俳優がいた。日本を代表するアクションスターとして海外でも人気を博した千葉真一(故人)だ。
千葉は1979年、世界で通用するアクションスターを育成すべく、自ら「JAC(ジャパンアクションクラブ)」を設立。JACからは志穂美悦子(現・長渕剛夫人)や真田広之らが巣立ったが、稽古では真剣を使っていたことを過去に告白している。
2013年、週刊ポストの取材に、千葉はこう答えていた。
「JACの稽古は他とは違いますよ。真田広之を相手にする時とかは本身(真剣)を使います。木刀で稽古をすると、たとえばこちらが袈裟がけに斬ると相手は正面から受けますよね。でも、そうじゃないんです。刀もボクシングと一緒なんです。来たら、まずよける。本身を使って稽古すると、怖いからそれがよく分かるんです。その動きがあるかないかで、リアリティは全く違ってきます」
千葉を取材したことのある別のライターもこう証言する。
「千葉さんは真田さんだけじゃなく、志穂美悦子さんとの殺陣の練習でも真剣を使っていたと言っていました。千葉さんは真剣を『本身(ほんみ)』と言うのですが、その本身を使った志穂美さんとの練習を『斬れるよ~、斬れるよ~、危ないからね~』などと悪びれずに再現していました。話を聞きながら、内心かなり驚いたことを覚えています」
千葉さんが生きていたら、真剣を使用した男性講師の指導をなんと言っただろうか。
( SmartFLASH )