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「伝説の朝ドラになるかも」『虎に翼』脚本が絶賛の“ワケ”「いつも謎展開に辟易してたから」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.17 18:32 最終更新日:2024.04.17 19:56
NHK連続テレビ小説『虎に翼』が大きな反響を呼んでいる。
4月17日に放送された第13回。この日のメインは、男装で明律大学女子部に通う、よね(土居志央梨)。寅子(伊藤沙莉)らは、足を怪我したよねが働くカフェーに行き、そこで彼女の貧しい生い立ちや、弁護士を目指す理由を聞く――という話が展開した。
するとXでは、「よねちゃん」「よねさんの過去」「よねさんの話」などがトレンド入り。とくに目立ったのは、脚本に注目する声だ。
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《今日の「虎に翼」、見事な流れだなあ。よねの過去をマスターが話しそうになって(おいおい安易な)と思ってたらちゃんと主人公が遮り、といって本人は話しにくいだろうと提示した次の瞬間、本人がバトンを受け取って語り出す。実に自然で得心のいく展開だ。本作は脚本も演出も素晴らしい》
《よねさんの話をよねさんじゃない人からよねさんのいないとこで聞くのは違う、ってセリフ聞いてこのドラマ&脚本家推せる…!信用できる…!って思った。いつも謎の立ち聞きシーンで話が進む謎展開に辟易してたから》
《朝ドラの範疇を軽く突破した虎に翼の今朝の演出脚本。こりゃとんでもない》
「『虎に翼』は、日本初の女性弁護士である三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナルストーリーで、脚本を担当しているのは吉田恵里香さんです。
吉田さんはこれまで、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(2020年・テレビ東京系)、『恋せぬふたり』(2022年・NHK)などのドラマや、アニメの『TIGER & BUNNY』(2011年)、『ぼっち・ざ・ろっく!』(2022年・シリーズ構成と脚本)などを手がけてきました。現在、もっとも注目を集める若手脚本家のひとりです」(テレビウオッチャー)
SNSには、ほかにも
《多くの女性が心内でモヤモヤと抱えてることを表現してて、人生で初めてドラマを楽しみにしている》
《吉田恵里香さん、これだけたくさんの登場人物を短期間で出しておきながら、群像劇としてきちんと回しているの本当にうまい。何より軽やか》
《虎に翼、毎話毎話凄まじくいい出来で おそらく脚本変わらず最後まで行くっぽいので なんかすごいな…伝説の朝ドラになるかもしれんな…》
など、巧みな脚本を絶賛する声が並んでいる。
「1月から放送されている大河ドラマ『光る君へ』も、大石静さんの脚本を高く評価する声がSNSでは非常に多い。『虎に翼』とは、女性や弱者の生き方について、女性の視点から描かれているという共通点があります。NHKの“作戦勝ち”と言っていいでしょう」(同前)
“トンデモ脚本”だと批判を浴びた『ちむどんどん』(2022年朝ドラ)、『どうする家康』(2023年大河)とは、真逆の評価なのだ。
( SmartFLASH )