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「共演者を呼び捨てで“距離詰め”」「酒席で盛り上げ役」…春ドラマを彩る広瀬アリスら“長女女優”の底力

エンタメ・アイドル 投稿日:2024.04.20 06:00FLASH編集部

「共演者を呼び捨てで“距離詰め”」「酒席で盛り上げ役」…春ドラマを彩る広瀬アリスら“長女女優”の底力

広瀬アリス。本名呼び捨てで “距離詰め”

 

 4月も中旬になり、桜も散り始めるころ――代わりに咲いているのが、「長女女優」たちだ。春ドラマの主演には長女の大躍進が目覚ましく、なかには報道番組のキャスターに抜擢された人も。テレビマンらに、彼女たちの “満開” の理由を聞くと、「長女力」の秘密が見えてきた――。

 

 この4月から、フジテレビの看板月9ドラマ『366日』で主演を務める広瀬アリス(29)。妹のすず(25)のほうが売れっコという印象が強かったが、本当の姉妹仲は……。

 

 

「今は近くのマンションで別々に暮らしているそうですが、以前はすずさんと同居していました。当時『ウチに帰ると、毎日スターがいるんだよね』と、妹のことを嬉しそうに話していました。卑屈な雰囲気ではなく、姉の愛情を感じました」(ヘアメイク)

 

 民放ドラマPは、「彼女の共演者との距離の詰め方は天下一品」と太鼓判を押す。

 

「それが、こちらがハラハラするような方法なんです(笑)。以前ドラマで共演した唐沢寿明さん(60)には、最初こそ丁寧な言葉遣いでしたが、馴れてきたら『おい、キヨシ!』と、もちろん冗談ですが、唐沢さんの本名で呼び捨てにするんです。周囲の先輩たちがうろたえる様子を見て、キャッキャと喜んでいました」

 

 13日から始まったドラマ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)に主演する今田美桜(27)には、妹と弟がいる。ふだんは穏やかな性格だが、スイッチが入ると喜怒哀楽が激しくなるそうで……。

 

「機嫌がいいときはずっとニコニコしているのですが、怒ると怖い。それがわかっているから、妹と弟も姉には従順だそう。クリスマスイブにサンタを待つため、身をひそめてリビングの人影を見守っていたと言っていましたが、面倒見がいいのではなく、無理やりつき合わせたのだとか(笑)」(テレビ局関係者)

 

 別のドラマスタッフは、こんな “姉御肌” を目撃していた。

 

「今田さんはいい意味で『八方美人』です。先輩相手にうまく立ち回りますし、永野芽郁さん(24)ら、同世代の女優とも仲がいい。その秘訣が、お酒です。今田さんは宴席が大好きで、いつも盛り上げ役を買って出たり、先輩俳優の注文をてきぱき捌いたりしていますよ。かつてはビール党だったようですが、自身のCM出演をきっかけにウイスキーにハマっています。一緒になったスタッフに『これ私がCMやってるんで、飲んでください!』とすすめるので、みんなメロメロになってしまうんです」

 

 5月4日放送のスペシャルドラマ『霊験お初~震える岩~』(テレビ朝日系)に主演する上白石萌音(26)は、妹の萌歌(24)の明治学院大学の卒業に遅れること1年、先月無事、明治大学を卒業した。

 

「現場での雰囲気作りがとても上手なんです。萌音さん自ら、共演者とスタッフの人数分のお惣菜を作ってきてくれることも。トルティーヤなどを大量に持って来て、楽屋で即席の『タコスパーティ』が始まるなんてこともありました」

 

 そう話すのは、彼女と三度タッグを組んだことのあるテレビ局関係者。姉妹共演も多い2人だが、萌音は “過保護なほど” 妹を溺愛しているという。彼女をよく知るドラマスタッフはこう語る。

 

「ウチの子供が小学校を卒業したとき、萌音さんからも『お子様のご卒業、おめでとうございます』と直筆の手紙をもらったんです。さすがだなと思ったのは、妹の萌歌さんからも同じお手紙をもらったんです。『お姉さんからもいただいたんだよ』と感謝を伝えたら、『じつは、姉から “まねするように” としつこく言われました』と明かしてくれました。スタッフの心の掴み方まで妹に教えているんです」

 

 今春から『news every.』(日本テレビ系)の新キャスターに就任した桐谷美玲(34)は、モデル時代から “長女力” を発揮していた。雑誌編集者が語る。

 

「桐谷さんは高校時代にラグビー部のマネージャーをやっていたこともあり、ほかのモデルたちのまとめ役でしたね。2歳年下の弟は桐谷さん似のイケメンで、雑誌のイベントがあると、こっそり呼んでいました。姉の仕事現場を見せ、弟に社会勉強させていただけでなく、当時の所属事務所の関係者に引き合わせていたようです。モジモジする弟を『ちゃんとご挨拶して!』と叱っていました(笑)」

 

 13日にスペシャルドラマ『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)が放送された木村文乃(36)も、根っからの長女気質だ。幼少期から、2歳年下の弟の面倒を見るのは木村の役目だったという。

 

「鬼ごっこや缶蹴りなど、男のコたちと一緒になって、泥だらけで遊んでいたと話していました。成長するにつれ、弟のほうが腕力が強くなったけど、喧嘩になっても絶対に姉には手を上げなかったそう。理由を聞いたら、『私がかみつくから(笑)』と話していました」(テレビ局関係者)

 

 一方、弟との和やかな日々を明かしていたのは、福原遥(25)だ。2022年の朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK)に主演し、一気に知名度を上げた。

 

「中学生のころ、5歳年下の弟と、埼玉県川越市から神奈川県鎌倉市までのサイクリングに行ったことがあると話していました。弟とテレビのリモコンの取り合いで喧嘩になったこともあったそうですが、今では仲よしだそうですよ」

 

 長女は注目を浴びているため、 “陽キャラ” が多いと話すのは、精神科医で岡田クリニック院長の岡田尊司氏だ。

 

「弟や妹がいる長女なら、面倒見がいいタイプになりやすいでしょう。一方、親の関心を独占でき、注目を浴びるのに慣れているので、表現することや人前に立つことに喜びを感じる人も多いのです。その点、女優という職業は、長女には合っているのでしょうね」

 

 表現力に加え、現場を仕切るしっかり者――。彼女たちは、この春をどう盛り上げてくれるのか。

 

写真・本誌写真部、共同通信、TIFF/アフロ

( 週刊FLASH 2024年4月30日号 )

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