未来の芸能界を支える20代の名バイプレイヤーは誰か。ドラマ評論家の木俣冬氏が語る。
【野崎萌香】
「野崎萌香は、小栗旬さん主演の『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)に出ていました。『BORDER』(テレビ朝日系)での波瑠さんはじめ、芝居に一家言ある小栗さんと共演する女優は、その後成長するので、期待しています。
彼女はモデル出身で、演技派が多いヒラタオフィス所属。美人女優として活躍の場を広げています」
【伊藤沙莉】
「次に、『ひよっこ』でブレイクした伊藤沙莉。『ひよっこ』では、思い込みの激しいおかしみのあるキャラを存分に表現していました。子役としてキャリアがあるので、観ていて、安心ですね。
7月には主演映画『獣道』(内田英治監督)も公開されました。子役として積んだキャリアがあり、きちんとした演技ができ、観ていて安心します。これから、どんどん伸びていく女優さんだと思います」(木俣氏)
【トリンドル玲奈】
「そして、トリンドル玲奈。バラエティの印象が強いかもしれませんが、最近は女優にシフトしていて、いい演技をしています。前々クールの『女囚セブン』、前クールの『カンナさーん!』は、よかったですよ。慶應義塾大学SFC出身の頭のよさもあるのかもしれません」(木俣氏)
【杉咲花】
映画監督の今泉力哉氏は杉咲花を猛プッシュする。
「味の素のCMでその存在を知り、あれよあれよという間に映画やドラマで見る機会が増えていきました。勢いがあり、いい芝居をする、大好きな女優さんです。
『とと姉ちゃん』(NHK)や映画『トイレのピエタ』など、本当にその存在が作品の価値を上げていると思います。いつ見てもまっすぐで力強く、惹きつけられます」
(週刊FLASH 2017年10月31日号)