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坂本冬美の『モゴモゴ交友録』NON STYLE石田明さん(44)ーー初対面のその日に、わたしの家でと大絶叫した “大酔っ払い事件”

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.05.25 06:00 最終更新日:2024.05.25 06:00

坂本冬美の『モゴモゴ交友録』NON STYLE石田明さん(44)ーー初対面のその日に、わたしの家でと大絶叫した “大酔っ払い事件”

石田明、坂本冬美

 

「友達を連れて行ってもいいですか?」

 

 そう言って、歌手のジェロくんが連れてきたのが、NON STYLE石田明さん。皆さんが、 “NON STYLEの白いほう” と呼んでいる、あの石田さんです(笑)。

 

 ん!? あの人と初めて会ったのはいつだったかなと、記憶が曖昧な方もいますし、その逆で、初めて会ったときの印象が強烈すぎて、その後ずっと、頭から離れないという方もいますが、石田さんは間違いなく後者。

 

 

 後に “白いほうの人、大酔っ払い事件” と名づけられた、抱腹絶倒、腹筋崩壊、驚天動地のエピソードです(笑)。

 

 事件が起きたのは、わたしの家。目撃者はジェロくんと、あやちゃん (藤あや子)と、わたしの3人。犯人は、 “白いほうの人” 石田さんです。

 

「初めまして……」

 

 ジェロくんの横で、かちんこちんになっていた石田さんを見て、 “あぁ、シャイな方なのね” と思ったところから物語はスタートします。

 

 テーブルには、あやちゃん自慢の手料理がずらりと並び、「どうぞ」とすすめられた椅子の向かい側には、ジャージ姿のわたしとあやちゃんが並んで座っています。

 

 しかも、石田さんを除く3人は、なんでもありの仲なので、大きな口を開けて、ガハハハと笑っています。そのなかで一人、石田さんだけが完全アウェー。緊張するなというほうが無理というものです。

 

 食事が終わり、「まだ飲めるよね?」というあやちゃんのひと言で、場所をソファに移し、いよいよ物語は事件が起きた二幕めに突入します。

 

 それまで、おとなしく飲んでいた石田さんが、ゆらゆらと左右に揺れだしたと思ったら、いきなり天井を見上げ、意味不明な叫び声を上げはじめたのです。

 

ーーん!? どうした? 何が起こった?

 

 思わず目を見合わせたわたしとあやちゃん の横で、ジェロくんが「ダメだって、石田くん! ここは冬美さんの家なんだから」と必死に宥(なだ)めますが、酔っ払った石田さんの耳には届きません。

 

 それどころか、何がおかしいのかゲラゲラと笑ったり、奇声を上げたり……しまいには、ニコニコ笑いながら「あやこ〜〜〜〜〜〜っ!」と大絶叫。『ほろ酔い満月』を通り越して『泥酔満月』です。

 

 その後も、4人で何度か食事をしましたが、あんな石田さんを見たのは、後にも先にもこのとき一度だけです。ただ、それがあまりにも強烈すぎて、もしも誰かに「石田さんってどんな人ですか?」と聞かれたら、わたしは迷うことなくこう答えます。

 

「初めて会ったその日に、飲んで騒いだ人です」

 

 ご本人にすれば思い出したくない記憶でしょうが、わたしにとってはおもしろすぎるエピソードで、今思い出してもおかしくて笑っちゃいます。

 

 そんな石田さんとお仕事でお会いしたのは、二度だけ。一度めは、2011年の『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)で、二度めが2019年の『第70回NHK紅白歌合戦』です。

 

 31回めの『紅白』出場となったわたしは『祝い酒〜祝!令和バージョン〜』を歌わせていただき、石田さんは三山ひろしさんの『望郷山河〜第3回けん玉世界記録への道〜』に、チャレンジャーの一人として出場。思いもしなかった場所での再会に、お互い妙な照れがありました(苦笑)。

 

 コロナ禍もあって、最近お会いしていませんが、ジェロくんが日本に帰ってきたら、また4人で食事をして、美味しいお酒を飲みましょうね。

 

 そのときは、酔って騒いでもいいですよ(笑)。

 

さかもとふゆみ
1967 年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。現在、最新シングル『ほろ酔い満月』が好評発売中!

 

写真・中村 功
取材&文・工藤 晋

( 週刊FLASH 2024年6月4日号 )

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