歌手のChageが、11月26日放送の『博多華丸のもらい酒みなと旅2』(テレビ東京系)に出演。Chageという一風変わった芸名の由来について語っていた。
Chageは福岡第一高校出身。後輩にあたる芸人バッドボーイズ・佐田正樹が登場し、地元で「Chageっていう名前は第一高校で生まれたって聞いた」と発言。
これに対してChageは「言うかそれー」と、恥ずかしがりながらも、「(そのときは)とにかく音楽をやりたい。それで音楽をやるために、新聞部を作ったんです。新聞部を作れば部室を与えられる。部室があればそこは閉鎖的な空間になる」と続けた。
だが、部室でタバコを吸い始めてしまったChage。そのうち1人が「煙たいから」と窓を開けてしまい、運悪く通りがかった先生が喫煙を発見。職員室に連行され、バリカンで五厘刈りにされてしまったという。
多感な時期の高校生が、自業自得とはいえ坊主にされてしまっては、格好がつかない。
「そしたら新聞部の後輩の女子が、俺のテカテカしてた五厘(頭)が、マルコメみたいって大笑いしやがって。『先輩もう柴田(本名)やめたら?』『あんたもうハゲよー。でもHAGEでは可愛げがないけん! ペットみたいな名前にしようや』って。それでCをつけてくれたの」
これには出演者一同「HAGEを可愛くしてCHAGE!」と驚きの声をあげていた。
あだ名をつけた後輩は「いいじゃん、いいじゃん、かわいいじゃん」と、坊主頭に落ち込むChageを必死に慰めてくれたという。
このためChageは後輩に感謝し、「俺は音楽やるだろ。もし俺がプロになったらこの名前使うよ」と約束。「アマチュアで(コンテストに)エントリーしたときに思い出してChageって使った」と明かしていた。
1979年に「チャゲ&飛鳥」としてデビューしたChage。命名してくれた後輩とはもう連絡が取れないというが、彼女はきっと周囲に自慢していたに違いない。