“大学の偏差値イジり”めぐって茂木健一郎氏とYouTuberが泥沼論争…「日本の恥」と苦言受け「魅力的に紹介してる」と反論

 

《最低最悪のユーチューバー。知性のかけらもない。日本の恥。だから日本は没落する》

 

　7月28日、自身のXを更新。ある学歴系YouTuberの活動内容に対して、そう憤りを示したのは脳科学者の茂木健一郎氏だ。

 

「ことの発端は、京都大学経済学部出身の高田ふーみんと、早稲田大学教育学部出身のびーやまの2人による学歴系YouTubeチャンネル『wakatte.tv』が、7月29日にアップした動画です。『【産近甲龍】仏教界のエリート集団！龍谷大学キャンパス調査！』のタイトルでアップされた動画の中で、龍谷大のキャンパスを訪れた2人は、同大の学生を捕まえては、学生をイジりまくったのです」（芸能記者）

 

　動画冒頭では、龍谷大学を前にした高田ふーみんが「ドラゴンという名前が付いてますが、大した大学ではございません」と発言。その後、学生へのインタビューを開始すると、実家がお寺という3人組に対し、「人の葬式代で暮らしてんねや」と、ひとイジり。お経をまだそこまで覚えてないという学生に「龍谷大の脳ミソじゃ無理か…」などと茶化しまくった。

 

　さらに、ある学部でクラス8組のうち1番上のクラスという学生に対しても、高田ふーみんは「所詮龍谷、肝に銘じろ」と発言。龍谷大生ながら京大のインカレサークルに入っていて、京都女子大の子に告白するもフラれたと語る学生に対しては、

 

「あのな、お前な、インカレサークルの構造を理解しろよ。京都女子大の女の子は、京大生と付き合いたくて入ってんねん。龍谷大からの好意、いちばん迷惑」

 

「むしろ京都女子と龍谷って、ワンチャン龍谷のが格落ちやぞ（笑）」

 

などと、終始、龍谷大の学生を茶化したのだ。インタビューを受けた学生たちは笑って対応してはいたものの、龍谷大学教員の野呂靖氏が、この撮影の話を聞きつけたようで、自身のXに、

 

《先日、偏差値をネタにするユーチューバーがうちのキャンパスにきて学生いじって帰っていったらしい。10代のある時期の試験結果を後生大事に抱きしめながら歳をとっていく。それはそれで人の勝手だけど、歳とって出身大学自慢する人には「いま何してるんですか」と聞いてみたい》

 

　と投稿。この野呂氏のポストを引用する形で、茂木健一郎氏が冒頭のポストをおこなった形だ。さらに、茂木氏は冒頭の言葉に続けて、

 

《龍谷大学の方々は、自分の大学に誇りを。すべての学校が、自校にプライドを、そして他校にリスペクトを。それが古来日本のこころじゃなかったかね。偏差値うんぬん言う人はその瞬間愚鈍を告白している》

 

　とポストしていた。

 

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「龍谷大教員の野呂氏のポストは27日で、茂木氏のポストは28日。『wakatte.tv』サイドも2人の声は把握していたと思いますが、29日に、龍谷大を訪れた際の動画をアップ。動画の終盤では、野呂氏のポストをスクショで出し、《Wakatte2人はまだ学歴から離脱できません》とテロップを流していました」（同前）

 

　野呂氏や茂木氏のポストから、『wakatte.tv』の動画に流れてきた視聴者も少なくないようで、コメント欄には、

 

《龍谷大の准教授のポストが7万以上いいねされてる状況で公開するの勇気あるというか蛮勇というか》

 

《さすが、叩かれながらも5年以上学歴ネタ1本でやってるYouTuberだよな　メンタルが強すぎる》

 

《集目ができた時点でwakatteの勝ちだし「こいつら嫌い」て思われるのがこのチャンネルの方針でもあるから、結論wakatteの一人勝ち》

 

　などの声が寄せられた。一方、茂木健一郎氏から「日本の恥」とまでいわれてしまった『wakatte.tv』の高田ふーみんも、7月29日、自身のXで反論。

 

《wakatteのことを薄い情報で批判してくるおっさんやめて欲しいなーーー》

 

　と、暗に茂木氏のことを指しつつ、

 

《おれらが龍谷大を紹介することで、実際面白そうやなと思って目指す人もいるわけやし。良いところしか言わんコンテンツやと面白くないから、多少いじったりはする！その学歴バラエティのなかで、学生のリアルが見えて、行きたくなる動画にしてあるのよ！》

 

と趣旨を説明。さらに、

 

《今のところ龍谷大で20万回再生くらい回りそうなペース。そんな動画コンテンツ、普通に公式が作れないから。おれらが大学を1番面白く魅力的に紹介してるってこと分かってくれ。薄い情報だけで判断せんといて》

 

と、動画の正当性を主張してみせた。

 

「このYouTuberは、今年の5月に、『ABEMA Prime』でひろゆき氏と対談しました。ひろゆき氏からは、学歴の低い人をイジって収益化していることに苦言を呈されていましたね。とくに高田ふーみん氏は、周囲が敬語を使って話すなか、ひとりだけタメ口で話し、批判を受けています。いわゆる“炎上狙い”なのでしょうね」（芸能記者）

 

　悪名は無名に勝ると言うけれど……。

( SmartFLASH )