人気タレントのあのちゃんが自身のYouTubeチャンネル『あのちゅーる』で公開した動画が話題になっている。
8月16日に公開されたのは「【初公開】体重計乗った☆【あのちゃん】」と題した動画で、寝起きの状態で、髪の毛もノーセット、そして、ノーメイクという状態で、体重を測るというものだった。
かなり長い間、体重を測ってなかったという、あのちゃん。
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白いTシャツに、赤いショートパンツを穿いた、あのちゃんが体重計に乗ると、表示された数値は「44.4kg」だった。本人は、その数値に「不吉ですね」とコメントしていたが、視聴者が気になったのはそこではなかったようだ。
「動画内でも身長166cmと明かしていましたが、その高身長で、44.4kgとなると、肥満度を表わす『BMI(ボディマス指数)』は16.11。
本人は『特別、ガリガリでも太ってもない体型なんですけど』と話していましたが、そんなことはないはず。
あのちゃんのBMIは、世界保健機関が定めている判定基準から見ると『痩せすぎ』の一歩手前になりますから、少し心配される数値ですね」(女性誌記者)
芸能人と体型については、盛んな議論が重ねられてきた。しかし、昨今は欧米を中心に「痩せすぎ」に対する批判が強まっている。
「2017年に、フランスではファッションモデルに対して『BMIが低すぎず健康体である』との医師の診断書を提出するよう、法律で義務づけられました。
それ以前から、イタリアやスペインでは、BMI18.5以下のモデルを規制する法律が制定されているんです」(前出・女性誌記者)
こうした背景もあり、あのちゃんの動画に対して、X上ではこんな指摘する声が多く聞かれている。
《あのちゃん様の体重計動画のコメント欄見るとさ、とんでもない認識してる人達ばっかりで怖くなっちゃった!!!》
《否定するつもりはないけど、いろいろと信じがたい、安易に真似しちゃダメなやつ》
《あのちゃん、ルッキズムとか女の痩せすぎがどんどん深刻になってる現代日本でわざわざ44kgのクソガリ体重を公開する動画アップするってアラサーのすることじゃないだろ》
実際に、こういった投稿のほかに《スペ122か…夢のまた夢だなぁ》といった、あのちゃんの体型に憧れる声が出ている。
「しばしば体型の話題で使われる“スペ”というのは『スペック』の略で『身長-体重』で算出される数字を表わしています。これが“パパ活女子”などの間で浸透しており、自分と相手を比較するときなど『高スペ』『低スペ』といった具合にスラングのように使われているんです」(週刊誌記者)
あのちゃんの動画を見た視聴者に、悪影響が起きかねない状況だ。
ただ、芸能記者は「最近では日本でも体重に対する認識が変化しつつある」と話す。
「女優の仲里依紗さんが、自身のYouTubeの動画で、身長163cm、体重53kgと公表した際は、非常に好評でしたね。
彼女自身は、自分が痩せてるとも太っているとも言うわけではなく、自分はユニクロだと『Mサイズ』がちょうどいいということを明かしていました。
女性芸能人に対して、体重40kg台が当たり前といった風潮があるなかで、仲さんが痩せすぎてないことに好感の声があがっていました」
あのちゃんから見たら普通なのかもしれないが、世間とはギャップがあったようだ。
( SmartFLASH )