8月28日、俳優の石田純一が東京ビッグサイトで「生前葬」をおこなったことが、複数のワイドショーで報じられた。
「石田さんと東尾理子さん夫妻は、終活産業にかかわる企業による日本最大の専門展イベント『第10回 エンディング産業展』の一環として、存命中に自分自身の葬儀を執りおこなう生前葬を実施しました。白い供花や、石田さんの若かりしころの写真が飾られた会場に棺が運び込まれ、そのなかからタキシード姿の石田さんが登場するという仕掛けでした」(芸能担当記者)
本人を前に、弔辞を読み上げた理子は、「私にとって石田純一は、ただの夫婦ではなく、生涯の反面教師でした。都知事選出馬騒動、コロナ感染騒動、他人ごとと信じたいような数々の経験をしたことは、私の心にいまも生き続けています」などと、石田との結婚生活を回想。
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一方で、子煩悩だった石田のいい面も紹介しつつ、「最後に、石田純一のご冥福を心よりお祈り申し上げます。ありがとう、そしてさようなら。心より感謝を込めて」と締めくくった。
生前葬を終えた石田は、その後の取材で生前葬の魅力を語りつつ、「生きてきたようにしか、人は死ねないと思っています。だから、十分に全力で生きてきたという証し、それを示す最後のチャレンジが“死”だと思っています」などと持論を語った。
「近ごろ、あまりメディアで見かけることがなくなった石田さんですが、理子さんの弔辞にもあったように、どんな状況でも話題にはこと欠かないところがあります。今回の生前葬もワイドショーで取り上げられたように、“健在ぶり”のアピールには成功したかもしれませんが、ネット上では否定的な声が多くあがっています」(同前)
X上での声を見てみると、
《不倫は文化の人、とうとう…思ったら、生前葬かよ》
《石田純一マジでしんだのかと思ったら生前葬だったでござる 生命力だけはある感じだからずっと生きてそう》
《石田純一が生前葬やってたけど自己満足の塊だった。なんか嫌悪感しかない》
など、批判的な声が多く上がってしまった。
「ニュースを流し読みしていた人にとっては、まるで石田さんが本当に亡くなったかのような“釣り”に感じられたようです。さらに、そもそも生前葬自体が世間に浸透しておらず、石田さんがこうした風習を広めたい企業の思惑に乗っかっていると受け取られたからでしょうね。
もちろん、亡くなる前に親しい人やお世話になった人にあいさつをしたい、と考える人もいるでしょうが、生前葬という形が適切なのか、という疑問も尽きません。石田さんらしい派手な“パフォーマンス”ではありますが、顰蹙を買ってしまったようです」(同前)
“商売上手”なうちは、まだまだ芸能界から消え去ることはなさそうだ。
( SmartFLASH )