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『わろてんか』徳永えりが語る「理想の役者」と「究極の役者」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.12.20 11:00 最終更新日:2017.12.20 11:00

『わろてんか』徳永えりが語る「理想の役者」と「究極の役者」

 

 NHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』。葵わかな演じる主人公のてんに、「おてんさま~!」と寄り添うのが、女中・おトキだ。おトキを演じる女優の徳永えりに、収録秘話を聞いた。

 

 てんは、好きな人ができたら一途。しかしおトキは、てんの幼馴染みで丁稚の風太(濱田岳)に好意を寄せながらも正直になれず、いつも口喧嘩をしてしまう。徳永自身は、てんとおトキのどちらのタイプ?

 

「おトキと風太の行く末も、気になるところですよね。私はおてんさまのように、あそこまで恋に熱い情熱を持てるのか……(笑)。

 

 だけど、石橋を渡るとき叩かないというか、考えるより前に行動しちゃう面もあります。一歩、大きく踏み出して、行けそうならもっと行く。

 

 でも、厳しそうなら戻る、みたいな。そう考えると、おてんさまタイプなのかな。それにしても濱田さん、関西出身じゃないのに、なぜあんなに掛け合いができるのか(笑)」

 

 徳永がこれまで出演した朝ドラは『梅ちゃん先生』(2012年)と『あまちゃん』(2013年)。『梅ちゃん先生』では主人公・梅子(堀北真希)の同級生役を演じ、『あまちゃん』では宮本信子演じる主人公の祖母・夏の少女時代を担当した。いずれも高視聴率を記録し、彼女は作品内で際立った存在感を示した。

 

「そう言われると恥ずかしいですけど、嬉しいです! 『梅ちゃん先生』のときは、皆さん、誰なんだろうという感じだったかと思うんですけど、『あまちゃん』で『梅ちゃん先生』に出ていた女のコだ、となって、そして今回の『わろてんか』につながっていくことができて、とてもありがたく思っています。

 

 今でもロケ先などで、『あまちゃん』の役名だった『夏』とお声をかけていただくことが多いんです。多くの方が観てくださってるんですね」

 

 2018年には30歳を迎える。結婚を意識するような年ごろだが……。

 

「もちろん、意識しないことはありません。でも、結婚願望は以前のほうが強かったように思います。先輩方を見ていて『年齢を重ねると、いいことがいっぱいある。そのときの年齢で自分が幸せであればいい』と、この年で気づきました。

 

 たとえば10年後、母親役が似合う役者になっていたいです。20年後は、おばあちゃん役ですね(笑)」

 

――「理想はその人が、その役をやる意味を持っていること。究極は、ただそこにいることで芝居が成立している役者」
 その境地に一歩一歩、近づいているようだ。
(週刊FLASH 2017年12月12日号)

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