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大好評Netflix『極悪女王』ファンが意見寄せる“唯一のモヤモヤ”…多用された“プロレス界の禁断の言葉”に困惑の声【ネタバレあり】

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.09.21 06:00 最終更新日:2024.09.21 06:00

大好評Netflix『極悪女王』ファンが意見寄せる“唯一のモヤモヤ”…多用された“プロレス界の禁断の言葉”に困惑の声【ネタバレあり】

原宿に登場したゆりやん

 

 9月19日から配信開始されたNetflixのドラマ『極悪女王』。全5回が一斉配信され、一気見する視聴者も続出している。

 

 主演のダンプ松本役のゆりやんレトリィバァは、劇中での熱演を見せている。唐田えりかは長与千種役、剛力彩芽はライオネス飛鳥役を共に血まみれで演じきった。

 

 多くのドラマファン、プロレスファンも絶賛する今回の出来。だが、往年のプロレスファンからすれば、もやもやするひとつのセリフがあるという。

 

 

「劇中で多用される“ブック”という言葉があるのですが、これに困惑する視聴者もいるようです。

 

 これは、プロレス界に存在するとされる“台本”のことですが、プロレスファンの間でもこの話題は議論、ケンカが絶えない禁断の単語なんです」(プロレスムック編集者)

 

“ブック”は、『試合進行に関する取り決め』を表わす言葉なので、勝敗に直結するものだ。さらに言えば、プロレスの試合の勝敗はあらかじめ決まっている、という認識を念頭に置いた言葉でもある。例えば、『興行を盛り上げるため、ベビーフェイス(善玉)がヒール(悪玉)に勝って大団円を目指す』、逆に、『団体がコントロールしにくくなったベビーをヒールが倒して下剋上する』など……。

 

「この認識自体が、プロレスファンの間でも意見の分かれるところなんですよ。『あくまでも真剣勝負で、八百長はない』とするファン、『エンターテインメントなんだからあっても構わない』とするファンなど、それぞれのスタンスがあり、延々と議論されている命題でもあります。

 

 ただ、近年は『“ブック”という言葉は業界では使わない』という説が主流なんですが、ドラマでは使われまくっていましたね。『極悪女王』の舞台となる、かつて実在したプロレス団体・全日本女子プロレス(通称・全女)は“ガチンコ(団体内部ではピストル。抑え込みの真剣勝負)”はありましたが、当時の様子をそのまま反映するとドラマ的には地味なので、“ブック”の存在を認めた脚本になったのではないでしょうか」(同前)

 

 劇中では水野絵梨奈演じるジャガー横田が「ブックなしでクラッシュとやらせろ」と発言。また、勝つ方が決まっているのに、あるレスラーが暴走して勝利した際に「ブック破りだ」と責められるなど、この禁断の言葉――“ブック”が随所に登場する。

 

 Xではプロレスファンが戸惑いつつも、“ブック”に言及している声が多くある。

 

《プロレス界に『ブック』なんて言葉はないはずなのにプロレスラーが監修しているドラマの作中にブックブック飛び交ってるのはOKなのかね》

 

《ブックなしでクラッシュとやらせろ とかは抵抗あるなぁ…》

 

《プロレスにブックが存在するっていうのが広まってしまう懸念がある気がするんだよなぁ》

 

 ダンプ松本の生き様を原作としていても、あくまでもドラマはフィクション。見やすさを重視した演出、まさに“ブック”なのかも知れない。

( SmartFLASH )

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