11月14日、ミュージシャンのこっちのけんとが、今年度末の『NHK紅白歌合戦』に初出場が内定したと報じられた。こっちのけんとは、俳優の菅田将暉の実弟として知られる。
「こっちのけんとさんは、5月に配信した楽曲『はいよろこんで』がTikTokで注目を集めました。サブスクリプションの総再生回数は1億3000万回を超え、2024年に大ブレイクを果たした形です。とくに子どもたちを中心に同楽曲が大流行しているので、選出自体は妥当なのですが、X上では『菅田将暉の弟が紅白初出場』と報じるメディアに対し、多くの批判の声がでています」(芸能記者)
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実際、X上では
《こっちのけんとさんは「菅田将暉の弟」として比較されて苦しんだ過去があるのに…》
《こっちのけんとが「菅田将暉の弟」ってレッテルでどれだけ苦しんだか知らんだろ》
《こっちのけんとさん、菅田将暉の弟であることに苦しんだ経験から歌作ってたこともあったから、見出し付ける時はこっちのけんとさんだけでいいんじゃないかなと思う》
などとメディア報道を批判する声が続出している。
「こっちのけんとさんは、兄が菅田将暉さんであり、その関係性は公言済です。大学時代には兄と同居していた時期もあるそうですよ。この時点で菅田将暉さんは俳優として売れっ子になっていたので、ストイックに仕事に向き合う姿勢を身近で学んだようですし、兄弟仲もいいようです。
一方で、周囲から兄と比べられていじめられたり、活躍する兄と自分を比べてコンプレックスを抱くなど、“菅田将暉の弟”という立場にかなり複雑な思いを抱いていたようです。 ファンは、こっちのけんとさんの思いを知っているため、怒っているのでしょうね」(同前)
芸能界では、こうした残酷な“格差”が生まれる兄弟や姉妹が少なくない。芸能プロダクション関係者はこう語る。
「例えば、お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介さんは、妹で女優の伊藤沙莉さんに比べ、知名度や収入が劣っていた時期が長かったですね。ただ、芸人の立場ゆえ“残念な兄”キャラを笑いにできていた。
さらに姉の広瀬アリスさんと妹の広瀬すずさんも最初にブレイクしたのは広瀬すずさんでしたね。アリスさんは長らく“すずの姉”という見られ方をしていましたが、今では立派にそれぞれ女優として名を馳せました。
かなり深刻なケースなのは、有村架純さん・藍里さん姉妹です。姉の藍里さんは、妹の架純さんとたびたび比較され、本人も自虐的に“残念な姉”キャラを打ち出していました。しかし、整形手術を繰り返す藍里さんが、見た目をどんどん妹の架純さんに寄せてきているという指摘もあり、姉という立場にかなり複雑な思いを抱いていそうです。
こっちのけんとさんの場合、ミュージシャンと俳優は立場は異なるとはいえ、常に有名俳優の兄と比べられるプレッシャーはとても大きいものでしょう。ただ、今回の紅白出場をきっかけにますます活躍するでしょうから、そのうち菅田将暉さんが“こっちのけんとの兄”と表現されるようになるかもしれませんね」
切磋琢磨できる関係がいちばんいいのかも。
( SmartFLASH )