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【娘の難病を公表】女優・星野真里 7歳で子役デビュー…1児の母が明かす“娘との成長”

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.07 06:00 最終更新日:2024.12.07 06:00

【娘の難病を公表】女優・星野真里 7歳で子役デビュー…1児の母が明かす“娘との成長”

娘のふうかさんは現在9歳。「彼女がやりたいことを全力で応援したい」と、社会福祉の資格を取得

 

 現在放送中の連続ドラマ『きみの継ぐ香りは』(TOKYO MX)で、高校生の息子を持つ母親・広瀬桜を演じている星野真里(43)は、女優であるとともに小学3年生の娘の母親でもある。

 

「彼女の存在が、私を成長させてくれていると感じますね。母親になる前の私は、家にいるのが好きで、新しい場所へ行くことや自分から話しかけるのが苦手でした。でも、娘にたくさんの経験をさせてあげたいという思いが、私自身の世界を広げてくれました」

 

 初対面の人にも笑顔で挨拶をし、自分の意見をしっかり伝える。これまでうまくできなかったことも、娘のお手本になりたいという気持ちが背中を押してくれた。

 

「ママも苦手なことを頑張るから一緒に成長しようね、という気持ちで過ごしています」

 

 星野はこの秋、最愛の娘が「先天性ミオパチー」という難病であることを公表した。

 

「俳優は役を演じて作品の一部になるのが仕事ですから、プライベートなことを知っていただくことが、イメージの邪魔をしてしまうのではないかという不安はありました」

 

 しかし、彼女のSNSには全国から温かいコメントが寄せられ、同じように病気の子供を持つ親から応援の声が届いた。

 

「皆さんからのコメントが本当に嬉しくて、私自身が私たち家族の投稿に、『いいね』のハートマークを押せるようになりました」

 

 

 子育てと仕事で忙しい日々を送る彼女にとって、癒やしの存在が植物。自宅には、大小さまざまな鉢植えが並んでいるという。なかでも存在感バツグンなのが、持参してくれたビカクシダだ。

 

「コウモリランともいうのですけど、樹木に着生するシダの仲間です」

 

 鹿の角のようなフォルムがカッコよく、男性に人気がある植物だと、娘の友達のパパから教えてもらったという。念願かなって手に入れたものの、カッコいいビカクシダにするのはなかなか難しかった。

 

「日光の当て方や水やりのタイミングなど、わかるまで試行錯誤の連続でした」

 

 毎日、植物の様子を見て、必要なものを与える。大きくなる姿に元気づけられている。

 

「生きている姿を見せてもらえるのが、心強いのかもしれません。しおれているコに水をあげたら、みるみる元気になる。ちょっと自分と重ねて『今はへこんでいるけど大丈夫! 復活できる!』と、自分を励ましたり……」

 

 いまや、植物は心の健康のためになくてはならない存在。そして、母親と俳優、自分にふたつの顔があることも、心のバランスを取るうえでとてもいいのだという。

 

「どちらかひとつだけだったら、きっともっと大変だったと思うんです。娘は何物にも代えがたい大切な宝物ではあるけれど、だからこそずっと一緒だと煮詰まるときもある」

 

 親としての責任があるからこそ、ちゃんとしていなくてはならないという思いに押し潰されそうになる瞬間は、子育てを経験した人であれば、誰もが理解できるのではないだろうか。

 

「仕事場では大好きなお芝居ができるという喜びがある一方、うまくいかなかったり、悩んだりすることもあって、でも家に帰ると心から娘がかわいいし、癒やされると思える。欲張りではありますが、両方の環境をいただけているのは、とてもありがたいですね」

 

 心地よいこと、温かいことを大切にしながら日々を過ごす星野は、今回の作品にもそれらを感じているという。

 

「異性ではない相手を好きになってしまうというと、センセーショナルな感じがしますけど、描かれ方がとても温かくてせつない。女性同士の恋愛ものというより、人と人との心のやり取りの物語だと思います」

 

 7歳のときに子役としてデビューし、『3年B組金八先生』(TBS系)の第4シリーズから16年にわたって金八先生の娘・乙女役で出演した彼女に最近、温かい出来事があった。

 

「幸作から電話があったんです!」

 

 幸作……金八先生の息子で、乙女の弟である。

 

「私のなかでは、佐野泰臣さんというより『幸作』なので、スマホにも『幸作』で登録してるんですけど(笑)、『お姉ちゃん、俺結婚することになったよ』って。私自身は結婚も出産も報告してないんですけどね(笑)。こんな私を今でも『お姉ちゃん』と呼んでくれる弟がいて嬉しいです」

 

 星野真里の温かい人と人との関係は、時を超えて続いている。

 

 

ほしのまり
1981年7月27日生まれ 埼玉県出身 7歳で子役としてデビューし、『3年B組金八先生』(TBS系)に金八先生の娘・坂本乙女役で出演し注目を集める。おもな出演作はNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』、『プラトニック・セックス』(フジテレビ系)、『新・星の金貨』(日本テレビ系)など

 

ドラマ『きみの継ぐ香りは』毎週金曜よる9時25分~TOKYO MXにて放送中。民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて2週間無料見逃し配信。出演:星野真里、加藤ローサ、今井柊斗、滝澤エリカ、朝日奈まお、池田良、武田航平、原日出子

 

写真・三浦龍司 取材&文・工藤菊香 ヘアメイク・佐々木 篤 スタイリスト・ヨシノ

( 週刊FLASH 2024年12月17日号 )

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