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松尾貴史が思う「いい酒場の条件」初めての店に入るときは「前をうろついて、こっそり店内を覗き込むんです」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.08 06:00 最終更新日:2024.12.08 16:28
家族とも、同僚とも離れて自分だけの時間を持ちたいあなたへ――有名人に聞く「行きつけの店」の見つけ方。
俳優、タレント、コラムニストの松尾貴史に指定されたのは、銀座のオーセンティックなバー。ビルの7階と聞くと、ハードルは高そうだが……。
「お酒は、甘いもの以外はなんでも好きなんですけど、ここ(東京・銀座のバー『ロックフィッシュ』)では名物の『銀座ハイボール』ばかりです。度数43度の、復刻版の角瓶を使っていて、飲んでいる途中で薄まらないように氷はなし。酒場に行くと、『その店でいちばん出ているもの』を頼むようにしています。常連ぶって『いつもの』と言ったら、サッと出てくるみたいなのはイヤですね。
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『常連』というと、店に頻繁に通う人を客観的に指す言葉で、『行きつけ』は客側の思い入れで決まる言葉じゃないですか。常連にはならないけど、行きつけは持っていたい。
地方に行くと、僕も検索して店を調べますよ。でも、ネットは情報がずぼらなので、レビューは信用していません。
初めての酒場に入るときは、店の前を少しうろついてから、こっそり店内を覗き込むんです。ハゲと白髪頭が見つかれば、まずは当たり(笑)。経験値が高く、舌の肥えた人がそれだけ集まっているということですから。
いい酒場の条件は、いい年した大人が居心地よさそうにしている、ということに尽きますからね。そんな酒場は、『入りやすい店だったなあ』と、出てからふと思うんです」
松尾貴史
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写真・保坂駱駝
取材/文・鈴木隆祐