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平泉成が語った二枚目スター「市川雷蔵」の親心

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.01.17 06:00 最終更新日:2018.01.17 09:22

平泉成が語った二枚目スター「市川雷蔵」の親心

『写真:AFLO』

 

 俳優平泉成が、1月20日放送の『おぎやはぎの愛車遍歴』(BS日テレ)に出演した。

 

 平泉は、大映撮影所が行った新人オーディションで俳優デビュー。当時大映には、二枚目スターとして鳴らした市川雷蔵や勝新太郎など名だたる俳優が所属していた。

 

 大物俳優たちのエピソードをこう振り返る。

 

「雷蔵さんはベンツで、運転手さんがついてましたね。勝さんはいろんな外車をしょっちゅう買い換えていたみたいです」

 

 ここで司会のおぎやはぎ・矢作兼が「演技の指導とかされなかったんですか?」と質問すると。

 

「雷蔵さんがよく『平泉くん今日空いてるか? 俺の代わりに芝居観に行ってくれるか。あとで切符渡すからな』って言って。お付きのおじさんが封筒に入れて持ってきてくれるんだけど、その中に芝居の切符と小遣いが入っているんです。飯食ってとか、1杯飲んで帰れるくらいの小遣いが入っていて。何回かそういう経験がありますね」

 

 なぜ雷蔵はそんなことをしたのか。平泉はこう予想する。

 

「多分ね、『平泉に舞台でも観させて勉強させないと。ただ、あいつは切符だけ渡してもどうせ行かないから、小遣い入れよう』って親心だったんじゃないかなと、あとで気づいた。当時、雷蔵さんは30の前半ですからね。すごいですよね、若くて、親切で優しくて」

 

 舞台から帰ると、監督やスタッフも同じ舞台を観ているため、自然と会話をしながら芝居や演技について教えてもらうことができたという。

 

 じつは、平泉が大映に入ったのも市川との縁である。高卒でホテルに就職したところ、寮の相部屋だった同僚がたまたま雷蔵の知り合いだったため、オーディションに応募することにしたのだという。

 

 かつて「自分が受かったのは市川雷蔵さんの推薦があったからでは」とも語っている平泉。雷蔵本人は真相を明かさなかったというが、まるで親のように後輩のことをいつも気にかけていたことは間違いない。

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