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「こんな謝罪ならしないほうがよかった」中居正広の謝罪文、元テレ朝Pが指摘する「一番の間違い」…フジテレビの古すぎ体質も危惧

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.10 18:30 最終更新日:2025.01.10 20:41

「こんな謝罪ならしないほうがよかった」中居正広の謝罪文、元テレ朝Pが指摘する「一番の間違い」…フジテレビの古すぎ体質も危惧

9000万円示談金トラブルに関して謝罪文を掲載した中居正広

 

 女性とのトラブルをうけ、9000万円の示談金を支払ったと報じられた中居正広。1月9日、「お詫び」と題した謝罪文を発表したが、事態の収束には到底ほど遠い状況となっている。

 

「2024年12月、中居さんの9000万円トラブルが報じられ、中居さんは有料会員サイトで《この度は、大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ございません》と謝罪しました。しかし、公の場で謝罪文が掲載されたのは、今回が初めてです」(芸能記者)

 

 

 今回、自身の公式サイトに掲載した謝罪文で、中居は女性とのトラブルは事実であると認めた。ただ、「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です。解決に至っては、相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきたつもりです」ともつづっている。

 

 続けて、「なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました。また、このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」とした。トラブルについては「すべて私の至らなさによるもの」としている。

 

 2024年末に第一報があってから約3週間。SNS上では、中居の対応が遅すぎると話題になっていた。では、テレビ関係者の反応はどうなのか。元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道さんは、中居の謝罪文についてこう語る。

 

「今回の謝罪文ですが、『あまり謝っていない』というのが第一印象でした。9000万円を支払うほどの行為をおこない、女性側は深く傷ついているわけで、まずは最大限の謝罪の意を示すのが第一です。

 

 第二は、反省の意を示して、女性に立ち直ってもらうために誠意をつくすといった話が必要で、それらがあって初めて放送局やスポンサー、視聴者を納得させることができるはずです。しかし、そうした記述はほぼありませんでした。

 

 今後は普通に芸能活動に戻るという姿勢のようですが、ご自分の置かれている状況をきちんと理解されているのか疑問です。示談で解決済みの話で、なぜここまでバッシングを受けなければいけないのか、という不満すら感じる文章ですし、これを謝罪文と捉える人は少ないでしょう」

 

 復帰を目指す以上、相応の説明をおこない、世間を納得させる必要がある。だが、中居の一件をややこしくしているのは、相手女性と結んだ「守秘義務」の存在だ。

 

「守秘義務がある以上、記者会見を開いても、大半の質問には答えられません。活動自粛をするつもりもないとなると、やはり最初から女性に対する最大限の謝罪をおこなうべきで、ここが一番の間違いだったと感じます。とてもこの対応で許してくれるスポンサーがいるとは思えませんし、視聴者の大半も同様でしょう。

 

 仮に復帰して番組に出演するとなっても、もう視聴者は素直に見られない。共演者もやりづらく、スタジオが妙な空気になるばかりで、番組として成立しません。こんな謝罪であれば、しないほうがよかったのではないでしょうか」

 

 昨年12月の『週刊文春』の報道では、フジテレビの編成幹部がセッティングした会食でトラブルが起きたと報じられていた。だが、フジテレビは公式サイトで《内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません》と即座に否定している。

 

 今回のコメントで、中居は「当事者以外の関与はない」とフジテレビの関与を否定した。だが、鎮目さんは「フジテレビも独自に対応すべき」と言う。

 

「フジテレビは、テレビ局として考えなければいけない段階にきています。アナウンサーの容姿いじりなど、ここ最近は番組の制作姿勢に疑問を抱かれるような不祥事が相次いでいる。番組作りへの姿勢が、世間の感覚とどこかズレているのではないか、と思われていたところへ、今回の騒動ですからね。

 

 社員の関与がないのであれば、きっちり第三者による調査をおこなったうえで否定し、社内的に人権重視の番組づくりをしていくというところまで、セットで説明していく必要があると思います。否定するばかりでは、信じてもらえない部分が残るでしょう。

 

 ほかのテレビマンと話していても、各局のなかでやはりフジテレビが一番バブルを引きずって、昭和の時代のまま仕事しているという話が出てきます。本当に手遅れになる前に、もう変わりましょうよと、僕らは強く望んでいます。

 

 僕らがテレビ局に入社した1990年代初頭は、やっぱりほとんどの志望者はフジテレビが第1志望で、憧れの局だったんです。だからこそ、いまの状況が悲しい。どこの放送局で働いている人でも、フジテレビがここまで落ちたのか、と悲しんでいる人は多いと思います。もうそろそろしっかりしてほしい。自分たちのあり方を見つめ直してほしいです」

 

 業界関係者が諭す緊急事態となっている中居とフジテレビ。これで事態が収束するとは思えないだけに、今後の対応に注目が集まる。

( SmartFLASH )

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