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【中居正広トラブル】フジテレビ“閉め出し会見”は「記者クラブが決めたこと」本誌に回答のはずが…「押し切られた」クラブ側にバラされた!

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.18 15:54 最終更新日:2025.01.18 16:19

【中居正広トラブル】フジテレビ“閉め出し会見”は「記者クラブが決めたこと」本誌に回答のはずが…「押し切られた」クラブ側にバラされた!

フジテレビの港浩一社長(写真・共同通信)

 

 1月17日の午後3時から、フジテレビの港浩一社長による緊急記者会見が開かれた。

 

 タレントの中居正広と、女性のトラブルのきっかけになった食事会について、フジテレビ幹部社員が関与していたと報じられたことなどについて、社長自らが説明するためだ。

 

 会見冒頭、港社長は「このたび一連の報道により、視聴者のみなさまをはじめ、関係者のみなさまに多大なご迷惑、ご心配をおかけしておりますこと、および現在まで説明ができなかったことについてお詫び申し上げます」と謝罪した。

 

 芸能記者はこう話す。

 

 

「当初、フジテレビは食事会について、同社社員は関与していないと完全否定する強硬姿勢をとっていました。しかし1月9日、中居さんが謝罪文を公表したことを受け、フジは『昨年来、事実確認を含め対応を継続しています』とコメント。

 

『文春オンライン』が1月15日、続報として、フジテレビの女性アナウンサーの“接待被害”の告白を掲載すると、さらに対応に変化が。外部の弁護士を入れて、2024年末から調査を進めていることを発表したのです」

 

 会見でも港社長は、「報道で指摘されたことの事実関係や、会社の対応が十分だったなどについて、昨年来、外部の弁護士の助言を受けながら、社内で確認を進めてきました。第三者の視点を入れて、あらためて調査する必要性を認識しましたので、今後、第三者の弁護士を中心とする調査委員会を立ち上げることとしました」などと述べた。

 

 会見終了後、フジテレビを含む報道各社がこの記者会見内容について報じたが、映像や音声はなく、写真と会見内容を起こしたものだけでの報道となったが、それには理由があるーー。

 

 港社長の会見に“取材者”として参加が許されたのは、「ラジオ・テレビ記者会」「東京放送記者会」の記者クラブ加盟社である一般紙、スポーツ紙、通信社で、記者クラブに加盟していないNHKと民放キー局は、各社1名の記者が“オブザーバー”としての参加が認められただけだった。

 

 そして、フリーランス、週刊誌、インターネットメディアなどの記者は、参加自体ができず、閉め出された。そのためテレビカメラも入れず、会見映像はいっさいなしとなったのだ。

 

 ある民放キー局の記者はこう言う。

 

「フジテレビ側は、毎月おこなわれる社長の定例記者会見を前倒ししたものであるため、定例記者会見と同様に、テレビカメラは入らない形になったとしています。しかし、これほどの重大な問題について社長自ら会見するのに、クラブ加盟社のみ、テレビカメラなしとしたことについては、報道機関としての矜持がフジテレビにはあるのか、と憤りを覚えました」

 

 記者会見の方法について、会見前に本誌はフジテレビ企業広報部に取材をおこなっていた。

 

 企業広報部の担当者は「記者会から、2月に予定されている社長定例記者会見を前倒しにしてほしいという要望があり、それを受けて定例会見のやり方でおこなうことにしました」と話していた。

 

 さらに、加盟社以外の取材が認められなかったことや、テレビカメラを入れさせなかったことについては「他局さんも、通常の定例社長会見ではテレビカメラを入れていません。冒頭にスチール撮影があるのみです。つまり、定例会見の枠組みをそのまま使う、ということでご理解いただきたい」としていた。

 

 出席者の限定については「テレビ局記者の出席については、主催の東京放送記者会のほうでOKを出されたと思います。こちらにはその権限がありませんから。記者クラブさんが決めたものを、私どもが『それはダメだ』と言うわけにはいかないので」と、放送記者会側の判断であることをうかがわせる回答だった。

 

 ところが、17日の会見の質疑応答では、記者クラブ側から最後に次のような意見が出たのだ。

 

「今回は昨日(16日)、記者会見の開催を定例会見の前倒しという形でやらせてほしいということで(フジテレビから)依頼がきまして、(当初から)こちらとしては今週の火曜日(1月14日)に、みなさん方にオープンな形で開催してほしいということで、お願いしていました。

 

 しかし、定例記者会見という(クローズな)形でやりたいということで、やや押し切られたという感じがちょっとあります。(14日に記者会見の開催を)こちらから申し入れている以上、開催を優先したというのがあります。

 

 この(記者クラブのみでの)開催が、非常に残念だというふうに感じています。定例記者会見も含めて、さまざまなほかのメディア、週刊誌、ネットメディアも含めて何らかの形で参加できるように、方法を我々自身も検討したいと思います」

 

 つまり、フジテレビが“オープンな記者会見”の要求を拒否したことを、記者クラブから暴露されてしまった形だ。

 

 今回のフジテレビの記者会見のやり方には、あるテレビ局のベテラン記者は「姑息ですね。とても報道機関とは思えない」と怒りをあらわにする。

 

 あらためて、フジテレビがオープンな場で、トラブルについて説明することはあるのだろうかーー。

( SmartFLASH )

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