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ホリエモン「フジテレビをクリーンにするなら日枝代表をクビに」…思い出される20年前の “フジテレビ買収” 戦争
実業家の堀江貴文氏が、1月18日、自身のYouTubeチャンネルを更新。フジテレビの株式を購入したことを明かした。
堀江氏は《フジ・メディアHDの株買いました。日枝久、出てこい!》とのタイトルで動画を投稿。まず冒頭で、17日におこなわれたフジテレビの会見について批判した。
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会見の出席や質問は一部の記者クラブ所属の記者に限られ、テレビカメラでの撮影が禁止されたことに、「普通じゃあり得ないでしょ。会社を揺るがすような性加害疑惑があったのに」「だからネットでどんどん妄想が広がって、さらにまた攻撃されるみたいな話になっちゃう」と指摘。「本当は、(フジサンケイグループ代表の)日枝久さんが出てこなきゃいけないんですよ」と断じた。
堀江氏は続けて、日枝氏がいかにしてフジテレビで絶対的権力を持つようになったかを説明。
「あの人が会長になって院政を敷いて、社長何人変わったと思います? 日枝以外は全員変わるんだよ」
「トカゲの尻尾切りで、社長が責任取って最悪辞任しますみたいな話になると思うんだけど、日枝は無傷」
「今回も港(フジテレビ社長)さんを多分、スケープゴートにしようと思ってると思ってます。だから、日枝さんが出てこないとフジテレビの問題っていうのは解決しないんですよ」
と痛烈に批判した。
そして動画の最後に「僕はフジテレビの株を買いました。フジテレビの株主総会、おそらく6月におこなわれると思いますけど、みなさんで行って、思いを怒りをぶつけましょう」と視聴者に呼びかけた。
堀江氏は同日、続けて《フジテレビをクリーンにする方法を解説します#日枝久出てこい》というタイトルの動画を投稿。株主総会で経営陣の退陣を迫る見通しを説明し、視聴者にフジ・メディアHDの株を購入することを呼びかけている。
この動画のなかで、堀江氏は20年前に当時社長をつとめていたライブドアがフジテレビの買収を試みていたことについても触れている。同時期に楽天がTBSを買収しようとしていたことや、テレビ局が堀江氏や楽天・三木谷浩史氏のスキャンダルネタを集めていたと明かし、その情報によって2006年1月、東京地検がライブドアの家宅捜査をおこなったと説明している。
「2005年、ライブドアは、ニッポン放送の経営権をめぐりフジテレビと激しい “株買収合戦” を繰り広げました。
当時、ニッポン放送はフジテレビ株の22%以上を持つ筆頭株主で、規模の小さいニッポン放送を買収すれば、フジテレビに大きな影響を与えられる “資本のねじれ” 状態がありました。
そこで、ライブドアは大量のニッポン放送株の買い占めをおこない、一時は過半数となる50%超をおさえ、経営参画する可能性が大幅に高まりました。
先の動画では、このときフジテレビからさまざまな嫌がらせを受けたとも語っており、日枝氏への “恨み” は相当なものでしょう」(芸能記者)
結局、堀江氏は証券取引法違反容疑によって逮捕、起訴された。2011年、懲役2年6カ月の実刑判決が確定し、2013年3月の仮釈放まで収監されている。
中居正広の女性トラブルに端を発した問題で、フジ・メディアHDの株価は年末から下落したが、1月17日以降は徐々に持ち直しつつある。1月20日の終値は1785円で、前日から95円の値上がりとなった。同社株の単元は100株で、約18万円出資すれば株主になることができる。
堀江氏の20年越しとなるリベンジ。はたしてその行方はーー。