エンタメ・アイドル
中居正広「女性トラブル」で『くいしん坊!万才』が放送休止…断たれたSMAP時代の“縁”、解散騒動で注目を集めたことも
1月21日、フジテレビ系の料理番組『くいしん坊!万才』(以下、『くいしん坊』)が、26日の放送を見合わせると発表された。この措置は当面、続くものとみられている。
同番組の単独スポンサーを務める「キッコーマン」が、フジテレビ社員の関与が疑われる中居正広の女性トラブルを考慮したとされる。
トラブルについては、2024年12月の「NEWSポストセブン」と「文春オンライン」の報道で明らかになった。1月17日、フジテレビは港浩一社長が記者会見を開き、2023年6月時点で、中居のトラブルを把握していたことを明かした。しかし、この会見のシステムや内容が、フジテレビのスポンサーに大きな影響を及ぼすことになった。
【関連記事:木村拓哉、中居正広が「9000万円トラブル」で姿消すなか “SMAPつながりの曲” をラジオリクエストでファン感動】
「日本生命保険や花王、NTT東日本などの大手企業が、フジテレビへのCM出稿を差し止める事態になっています。1月21日時点で、差し止めは75社以上とされています。
キッコーマンは、茂木友三郎名誉会長がフジ・メディア・ホールディングスの社外取締役を務めるなど、関係の深い企業。それでも、トラブルで“火の粉”が降りかかるのを避けたいのでしょう」(芸能記者)
1975年から放送される同番組は、「いい味、いい旅、いい出会い」をテーマに、全国各地の料理を食べ歩く内容でおなじみ。宍戸錠、梅宮辰夫、村野武範らが歴代のレポーターを務め、2000年からは松岡修造が11代目を務めている。
そんな長寿番組が放送中止になることは、多くの人に衝撃を与えたが、Xでは《月9でのリアタイの直後にくいしん坊万才見てその流れでスマスマ行くのが最高だったんだよね…》《スマスマの前に、食いしん坊!万才はやっていたのだから、キッコーマンはロート製薬の次に、SMAPはお世話になっていたようなもんだもの》《スマスマ終わってからその時間にフジテレビ見てたっけ?》など『SMAP×SMAP』(フジテレビ系、以下『スマスマ』)を思い浮かべる人の声が見受けられた。
『スマスマ』といえば、2016年末で解散し、中居が所属していたアイドルグループ「SMAP」の冠バラエティ番組。『くいしん坊』と『スマスマ』には、じつは深い“縁”が――。
「現在は、関東広域圏で日曜日の夕方に放送されている『くいしん坊』ですが、1999年から2018年までは、月曜日の夜に広くネット放送されていました。『スマスマ』は1996年から2016年まで、毎週月曜日の午後10時からの放送で、それが始まる前に『くいしん坊』が放送される地域が多かったのです。月9ドラマを見て、『くいしん坊』を見てからの『スマスマ』、という流れのライフスタイルの人は、かつて相当、多かったと思われます。今回の件で、当時を思い出した人もいたようです」(前出・芸能記者)
SMAPは、2016年1月、一部のスポーツ紙で解散を報じられたのを機に、大きく世間を騒がせることとなった。『くいしん坊』は、その際にも注目を集めたこともあった。
「2016年1月18日の『スマスマ』で、SMAP5人が生出演し、世間を騒がせたことを謝罪するとともに、グループの存続を表明しました。渦中の5人の生出演ということもあり、この放送回は大きな注目を集めました。
番組が始まる前からテレビをつける人が多かったのか、この日の『くいしん坊』の平均世帯視聴率は17.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前の週から4倍以上も数字を伸ばしたのです」(同前)
SMAPが『くいしん坊』に予期せぬ影響をもたらした9年後、今度は、中居の騒動によって番組が休止に追い込まれてしまった。前出の芸能記者が表情を曇らせる。
「『くいしん坊』の放送再開時期は不明で、当面は直後の情報番組『Live news イット!』を前倒しで放送する予定です。フジテレビ系のほかの1社提供番組も、対応を迫られているようです」
SMAP時代の縁を感じさせる番組との“つながり”まで断たれ、中居は何を思うのか。