『ナイナイミュージック』の紹介文に「鮒ずし」のドタバタ…フジ『くいしん坊』『おふくろ、もう一杯』放送休止、スポンサー離れノンストップ

 

　フジテレビのスポンサー離れが止まらない──。

 

　中居正広の女性トラブルに同局幹部社員が関与していたという報道をめぐり（フジテレビは関与を否定）、CM放映を差し止めた企業は、1月20日までに75社にもおよんでいる。同局のCM枠は、その多くが「ACジャパン」のものに切り替えられている。

 

　それだけではない。ついには放送を見合わせる番組も出てきている。

 

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「『くいしん坊！万才』（日曜17時25分）が1月26日から休止となります。番組はキッコーマンの1社提供で、同社が広告代理店を通じて放送見合わせを要請したということです。

　さらに、1月22日の『おふくろ、もう一杯』の放送がなくなりました。毎週水曜21分54分からの5分番組で、スポンサーは東洋水産です。

 

　公式サイトでは21日まで次回予定が『未定』となっていましたが、22日になってフジテレビの番組表が『週刊ナイナイミュージック 見どころ』に変わっています。同日23時からの番組の宣伝です」（芸能記者）

 

　フジテレビ公式サイトの番組表から22日21時54分の枠を見ると、「ナイナイミュージック見どころ」の紹介が出てくるが、そこには「放送内容紹介」として「鮒ずしのお茶づけ」が写真とともに掲載されている。直前に差し替えが決まったものとみられ、そのドタバタぶりが伝わってくる（22日11時時点）。

 

　また、塩野義製薬の1社提供である『ミュージックフェア』（土曜18時）は、放映休止にはしないものの、「SHIONOGI MUSICFAIR」の表記から社名を削除することが検討されている。

 

『ミュージックフェア』は1964年から放送開始、『くいしん坊！万才』は1974年から、『おふくろ、もう一杯』は2008年からという、いずれも長寿番組。それらを提供する大スポンサーからもそっぽを向かれたとあっては、ダメージは計り知れない。

 

　テレビ局など放送事業を監督する総務省の村上誠一郎大臣は、21日、フジテレビに対し「独立性が確保された形」での早期の調査を求めた。23日には、フジ・メディア・ホールディングスの臨時取締役会が開かれ、今後の対策が協議されることになっている。

 

　ドタバタは、まだしばらく続きそうだ。