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フジテレビ『くいしん坊!万才』放送見合わせで始まる “総崩れ”…次なる危機は「ACジャパン」で対処できない “番組穴埋め” 続発の可能性

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記事投稿日:2025.01.22 19:00 最終更新日:2025.01.22 19:05
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
フジテレビ『くいしん坊!万才』放送見合わせで始まる “総崩れ”…次なる危機は「ACジャパン」で対処できない “番組穴埋め” 続発の可能性

フジテレビの港浩一社長(写真・共同通信)

 

 中居正広の性的トラブルに、社員が関与していたと報じられたフジテレビで、スポンサー離れが止まらない。

 

 トヨタ自動車や任天堂、NTT東日本、サントリーなどの企業が同局でのCM差し止めの措置を取っており、その数は70社以上にのぼった。

 

 さらにキッコーマンが、長年フジテレビで一社提供してきた『くいしん坊!万才』の放送を取りやめるよう要請していたことも明らかになり、同様にフジで一社スポンサーをしている塩野義製薬も『ミュージックフェア』でのスポンサー表示の削除を検討しているという。

 

 

 コンプライアンスに詳しい弁護士は、今後のフジテレビが迎える “苦境” について、次のように語った。

 

「スポンサーのほとんどが『ACジャパン』へ差し替わっている状況は、すぐにスポンサー撤退というわけではありません。現在はスポンサー料を払いながら、フジテレビの動向をチェックしている状況です。

 

 この間に、フジテレビがしっかりとした対応を見せていかなければ、スポンサーは撤退していくでしょう。リミットは今クールの終わりにあたる3月末でしょう」

 

 今後もスポンサーの撤退を受けて、放送休止が増える可能性がある。しかし、CMを「ACジャパン」に差し替えるのと違い、番組の差し替えはなかなか難しい。今回の『くいしん坊!万才』の場合は、あとに放送される『Live news イット!』を前倒しする予定だというが、一歩間違えれば “総崩れ” になりかねない。

 

 制作現場としては、万が一の際、どういった対応を考えているのだろうか。制作会社プロデューサーがこう話す。

 

「今は低予算でできる番組作りを進めています。お金がかからない番組と聞くと “街ブラ” が定番ですけど、すでに飽和状態です。ロケも断られている状況ですので、企画が出てきてもボツにしています。

 

 売れっ子芸能人が出てくれない可能性も想定されるので、テレビに出たい若手芸人を集めてネタを披露する番組とか、歴史名所を探訪する番組なら少ない予算でできる。

 

 こういった企画を作るようにディレクターに指示しているのが現状です」

 

 かつて「楽しくなければテレビじゃない」を掲げたフジテレビ。いまはひたすら “守りの姿勢” が求められているようだ。

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