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フジテレビ、異例のロング会見に疑問噴出「それも人権侵害」“同じ質問の繰り返し”フルオープンが仇に

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記事投稿日:2025.01.28 20:35 最終更新日:2025.01.28 21:00
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
フジテレビ、異例のロング会見に疑問噴出「それも人権侵害」“同じ質問の繰り返し”フルオープンが仇に

1月27日に開かれたフジテレビの会見(写真・梅基展央)

 

 元SMAPの中居正広による「女性トラブル」で揺れるフジテレビが、1月27日、2度目の会見を実施。16時から始まり、日付をまたいで2時23分に終了するという、実に10時間23分に及ぶ異例のロング会見だった。

 

「参加メディアを限定しなかったため、大手新聞・テレビから、ネット媒体、フリー記者まで191媒体、437人が参加しました。会見には、港浩一社長、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長、新社長に就任する清水賢治氏の5人が登壇。16時に嘉納会長の謝罪から始まった会見を、フジテレビは最後まで中継。質疑応答が始まると、被害女性らのプライバシー侵害に配慮すべく、10分遅らせるディレイ放送に切り替えたものの、その後はCMを挟むこともなく、ぶっ通しで放送し続けました。

 

 

 質問をした人は延べ109人に及んだようですが、複数の記者から同じような質問が繰り返されたり、声を荒らげて高圧的に経営陣に迫る者、長尺で要領を得ない質問をする者などもいて、登壇者の港社長ら5人も明らかに疲弊している様子が見て取れました。フジテレビとしては誰の質問にも答える誠意を示したかったのでしょうが、だらだらと垂れ流される会見に、著名人や視聴者からも異論が続出したのも事実です」(社会部記者)

 

 深夜帯に突入しても終わる気配のないフジの会見中継に、X上では、

 

《フジテレビの公開処刑いつまでやるんだよ。他のメディアも休憩10分だけで、何時間も会見させるなよ。それも人権侵害じゃねーの?》

 

《フジテレビの会見いつまでやんの?対応してるフジ側もジャーナリスト側もバカみたい。いい大人が何時間にも渡って同じような質問繰り返して、誰がこんな会見求めてんのよ》

 

《かわいそう…70歳を過ぎてる方もいるのに…》

 

 など、批判の声が続出。会見をリアル視聴していたと思われるタレントのフィフィは、会見スタートから7時間が経過した同日23時過ぎ、Xで、

 

《何時間も会見しても意味ない、人間の集中力はそこまで続かない…追求される側も、見てる側も、よく分からなくなってる》

 

 と、視聴者の声を代弁したかのような投稿。続けて、

 

《なんかもう、なにをなんのために質問して、どう答えて、なにを言ってるのかも分からなくなってる。同じ質問が回ってるの?そう見えてるのは私だけ?これも間違った会見の形だよね》

 

 と、疑問を呈した。また、落語家の立川志らくも、日付が変わる頃、Xを更新。経営陣に怒りを露わに質問する記者への苦言に続けて、

 

《何時間やってんだ?そのまま27時間テレビにしちゃえ》

 

 と、“長すぎる会見”をチクリ。ロンドンブーツ1号2号の田村淳も、日付が変わった午前2時6分、X上で《記者会見…まだやってる…もうええでしょう》と、げんなりした様子を見せた。

 

「1度目のクローズドな会見が猛批判を受け、大量のスポンサー撤退を招いたフジテレビとしては、信頼回復を第一に、オープンな形式で時間無制限の会見を開いたのでしょう。しかし、すべてに門戸を開いたことで、一部記者の質の低さが露呈するなど、時間の長さとともにその内容も物議を醸しました。一般の関心の高さは視聴率にも現れましたが、会見そのもののあり方については、これを機に大いに見直されるでしょう。

 

 もちろん、あえて挑発的な質問をすることで相手の“本音”を引き出すことも記者のテクニックですが、今回はそれがうまくいった例はあまりなかったと思います。また、同じ質問が繰り返される背景には、記者側も各社メディアの代表として入っているため“独自”の質問をしてこい、という上からの圧力があるのでしょう。しかし、あそこまで長時間に及ぶと、もはや聞くべきことはなくなります。

 

 ただ、この会見を経てフジテレビに対する風向きが変わりつつあります。ここまでオープンにやればある程度世間が納得してくれる、という前例にもなったのではないでしょうか」(前同)

 

 この会見がメディア史に名を残すのは間違いないだろう。

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