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フジアナOB・長谷川豊氏が語った元『いいとも!』ADも知らない特殊な“文化”「女性に対する価値観はひどい」
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中居騒動の余波に揺れるフジテレビ
中居正広の女性トラブルに端を発した、女性アナウンサーの“上納疑惑”に揺れるフジテレビ。いまも騒動の余波が続いている。
2月5日には、同局の元アナウンサー・長谷川豊氏がYouTubeの人気チャンネル『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜』に登場した。自身が在籍した1999年から2012年の間に見聞きしてきた、フジテレビの「女性アナ上納の文化」について詳細に語り、大きな話題を呼んでいる。
「長谷川氏は、2月1日に公開された、実業家の堀江貴文氏のYouTubeに出演した際も『上納文化はある』と語り、大きな波紋を呼んでいます。今回の暴露はまさに“第2弾”という形でした。
今回、出演した『街録ch』は、2012年から2014年まで『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のADを務めた元売れっ子テレビディレクターの三谷三四郎氏によるYouTubeチャンネルです。動画を収録したのは、フジテレビのやり直し会見がおこなわれた当日。フジを辞めて以来、12年ぶりにお台場を訪れたという長谷川氏は、面識もあり、ともにフジテレビで仕事をしていた間柄でもある年下の三谷氏の質問に、タメ口で、あけすけに答えていく展開となりました」(芸能記者)
長谷川氏は、現在87歳の日枝久氏がいまも相談役としてフジのトップに居座る現状について、「仕事ができて才能がある人間は全員飛ばされて、仕事ができない、日枝氏にゴマをするだけのポンコツが、上層部に残った結果」などと指摘。「上層部の人事権を100%、全部、日枝久が握ってしまっているので、だから取締役でおろすことすらできない」と説明した。さらにフジテレビ社内の“文化”について語った。
「フジを退社し、現在、90社以上の会社の顧問を務めているという長谷川氏は、外に出てわかったこととして『フジテレビの少なくとも、いわゆる性に対する、女性に対する価値観っていうのは、たぶん日本国内で5本の指に入るぐらいひどい。割とムチャクチャなの。知ってるだろうけど、もう“兄弟”だらけじゃん?』と衝撃の発言をしました。
三谷氏は当時、派遣社員の末端ADだったため、その辺のことは『あまり知らなかった』と返すと、『やりまくってたね。ムチャクチャやってたね』などと語りました。
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さらに長谷川氏は、フジテレビ編成局の幹部が、女性アナウンサーを“使いやすい”システムを構築したと説明しました。
『(女性アナウンサーは)とにかくお前ら、俺らの部下なんだから、飲みに来いよっていわれたら、業務として勤務管理表にハンコを押されて、絶対に参加しなきゃいけない。部下だから。これを港(浩一前社長)さんであり、(編成幹部の)A氏は悪用した』、『命令だからっていわれるから。プロ野球選手の接待とか、芸能事務所の接待に、業務として断れないシステムがつくられているんだ。だから、それをなんとか自分たちで守るために、複数人でみんな行ってた』などと、驚きの発言を繰り返しました」(同前)
これまで長谷川氏は、今回の中居と女性のトラブルについて、フジテレビの問題というより、中居と女性を引き合わせたとされる編成幹部・A氏による“暴走”が原因であると主張してきた。しかし今回、長谷川氏は、「フジの人間であれ、中居さんはね、問題と思っていなかったはず。あまりに日常だから」とA氏を問題視しない同局の体質を指摘した。三谷氏が、「単純に昔は、女性アナウンサーたちも、中居正広と飲めるのは『うれしい』だったと思うんですよ」と言うと、「そうそうそうそう」と同調した。
「でも、(自分の)親ぐらいの(年齢の)人が迫ってきたら、ちょっと気持ち悪いってなるんじゃないか」という三谷氏の指摘に対しては「キモいのよ! わかってないのよ」と返し、「マジで時間が10年、止まってるよね」「#Me Too以来、世界は変わってるんだよ。そんなもん常識なのよ、ホントに」などと、時代に取り残されたフジテレビの悪しき社風を嘆いてみせた。
「長谷川氏は、堀江氏のYouTubeに出演した際に、元フジアナの笠井信輔氏、佐々木恭子アナの先輩2人に場の流れをつくられ、タレントのおすぎさんに濃厚なキスを受けたという、自らの“上納体験”を告白しています。
笠井アナが、この話を自身のブログで《これまでおすぎさんと食事をした記憶はありません》と完全否定すると、長谷川氏はXで《こんなにご迷惑をおかけすると思っておらず(もう20年近く前の話で時効ですし僕もネタと思って話してます)、ものすごい罪悪感です》と反省の色を見せつつも、事実関係については《実際にあったことを話してる》と否定しませんでした。
こうした長谷川氏の態度に、X上では《あの人は話を盛りまくる癖があり全く信用できない》など、批判の声もあがっていますが、長谷川氏は、同じく2月5日にアップされた福永活也弁護士のYouTubeで、当時の日記を公開しました。日記を閲覧した福永氏は『短いけれども、具体的に書いてますね。日記の効力をなめてる人がいるんですけど、裁判だったら客観的な証拠になる。いまから嘘でこの量を作り込むのは無理なので、めちゃくちゃ信用性があると思います』と私見を述べています」(前出・芸能記者)
『街録ch』のなかでは、しみじみと「いま、フジテレビでいろんな問題が起きているけれども、これは35年ぶり、36年ぶりにめぐってきたフジテレビ起死回生の最大のチャンスなんだよ」とも語っていた長谷川氏。“暴露”を続ける胸中には、古巣への“愛”があるのか……。