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デヴィ夫人“新党結成”を発表…犬猫版の名作に囲まれ“公約”訴え『イッテQ』降板も覚悟、「日本に帰化」の本気ぶり
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新党結成を発表したデヴィ夫人(写真・長谷川 新)
「2(ニャン)1(ワン)2(ニャン)の日でございます」
2月12日、タレントのデヴィ夫人が記者会見を開き“新党設立”を表明した。その名も「12(ワンニャン)平和党」。名前の通り、法律での犬や猫の“食用”の禁止や、災害時の救済、そして殺処分ゼロなどを含めた“12の公約”を発表したのだ。
「東京・永田町のホテル内で開かれました。受付を通り過ぎると高さ1メートルほどのキャンパスに犬やネコが描かれた絵がズラリと並べられており、展覧会を彷彿とさせる“アート空間”に驚きましたね。
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その絵のひとつは、青色のターバンを巻いた女性で有名なヨハネス・フェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女』のパロディ作品でした。原作の少女が白色の毛並みが美しい“犬”に変わっていましたね。絵には『#I AM NOT FOOD』と、『12平和党』理念が記されていました。
名作絵画の“犬猫”バージョンは会見会場内にも8枚ほど立てかけられており、さらには2体の原寸大の犬の置き物が入り口におかれ、しかも6体の置き物が会見を見守るように配置されていて、左右から犬猫の目線を感じました」(会見に参加した記者)
14時に定刻通りに開かれた会見。用意された約200席はすべて埋まり、なかには韓国やカナダなど海外メディアの姿もあった。
「鮮やかなミントグリーンの衣装で現れた代表のデヴィ夫人、共同代表で『世界愛犬連盟』の創設者・堀池宏氏、そして2024年に石丸伸二氏の東京都知事選を手掛けた選挙プランナーの藤川晋之助氏を含む5名が会見に臨みました。現場のスタッフは、藤川氏の事務所の従業員や、愛犬連盟に賛同した有志を含め15~16人ほどでしたね。
デヴィ夫人は政党立ち上げの理由について、
『共同代表(堀池氏)に見せられた世界各国で起きている動物虐待の動画にショックを受けたことで、日本の政治から変えようと思った』
と明かしました。7月の参院選に出馬予定だそうですが、夫人はインドネシア国籍を保有しているので、現在は帰化の手続きを進めているようです。会見は、夫人の慈善活動等を紹介する約1時間の動画の後、質疑応答に移りました。夫人は至極まじめな表情で、日本の愛護動物の状況を変えたいと本気で訴えていました。現在、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)など人気番組に出演しているデヴィ夫人ですが、政治家というスタンスを理解してくれる局の番組にだけ出演し、政治的な中立性のために出演できなくなれば仕方がない、という覚悟のようです」(同前)
デヴィ夫人が出馬すれば様々なリスクを伴うと指摘するのは、さる政治部記者だ。
「これまではタレントでしたが、選挙に出て仮に当選した場合、公人となるためメディアは厳しい目を向けるでしょう。ただ、デヴィ夫人は何かとトラブルを起こしています。たとえば、『週刊文春』は2023年にデヴィ夫人が参加していたモナコ慈善団体で内紛が起き、夫人が約1700万円を『持ち逃げ』したと告発する記事を掲載しています。
その後無事、1700万円はデヴィ夫人から同団体に返還されたようですが、こうしたトラブルは政治家にとっては致命的です。また、2018年には4000万円するコートが、グランドプリンスホテル高輪の不備によって破られたとデヴィ夫人が主張し訴訟に発展したこともあります。こうしたトラブルが今後おきないといいですが……」
果たして国民の支持やいかに。