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清野菜名フジ “月9” ドラマ、“中居トラブル” さながらの「不祥事で会見」シーンに視聴者ザワつく
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清野菜名
2月17日、清野菜名が主演を務めるフジテレビ系 “月9” ドラマ『119 エマージェンシーコール』(以下、『119』)の第5話が放送された。
横浜の消防局の通信指令センターを舞台とする同作は、1本の電話で命をつなぐ最前線に立つ、指令管制員たちの現実を描いたオリジナルストーリー。清野演じる元銀行員の主人公・粕原雪が指令管制員になり、さまざまな事案に向き合いながら成長していく。
第5話は「虚偽通報」がテーマだった。
「とある男性から女性が倒れたという通報を受け、雪は指定されたマンションに救急車を要請します。しかし、向かった女性宅に救助を必要とする人はおらず、現場は混乱。
同じタイミングで、そのマンションに住む別の男性からも通報を受けますが、男性が軽度の事案だったことで、現場の隊員は最初に通報を受けた女性を探します。
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ところが、その後、通報が虚偽だったことが発覚しました。自分の救助を後回しにされたことに腹を立てた男性が、SNSに一連の経緯を書き込んだところ炎上し、消防局にクレームが殺到したという展開でした」(芸能記者)
事態を収束するため、記者会見がおこなわれた。虚偽通報に対する消防局の向き合い方がメインストーリーとなったのだが……。
しかし、Xでは《この前、このドラマ潰してまでやった、フジテレビの会見を再現しとる…》《なんでよりによって記者会見ネタをあの会見にやってた月9でやっちゃうのか》《会見、数週間前にリアルであったなあ…このドラマも休止になったけど》と、一部の視聴者が騒然とする事態に。
多くの人が思い浮かべたのは、放送3週間前におこなわれた1月27日のフジテレビの記者会見だったようだ。
2024年12月の「NEWSポストセブン」と「文春オンライン」で、元「SMAP」中居正広が、芸能関係の女性とトラブルになり、解決金を払ったことが報じられた。
このトラブルにフジテレビ幹部社員の関与が取りざたされたことから、同社は説明の場を設けたが、10時間を超える “ロング会見” になってしまった。
「内容はまったく異なりますが、ドラマでは消防局の対応がSNSで批判され、説明のため記者会見をおこなうなど、渦中のフジテレビと似たような展開でした。
また、月曜の午後4時にスタートしたフジテレビの会見は、日付をまたいだ午前2時すぎまでおこなわれ、会見の様子も途切れることなく、生中継されました。
そのため、当日放送予定だった『119』は延期に。今回、会見で中止された “当事者” のドラマが記者会見を描いたため、1話から観ている視聴者は、よけいに会見のことを思い出したのでしょう」
会見後も厳しい目が注がれているフジテレビ。一方で、『119』では “現実” と違った展開が……。
「会見の進行担当者が、現場の指令管制員が日々助けを求める通報と真剣に向き合っていることを説明。毅然とした態度を見せたことで、会見を見ていた指令管制員も笑顔になるという話でした」(前出・芸能記者)
フジテレビの会見では反発の声も聞かれたが、ドラマの会見は大成功。思わぬ皮肉が効いてしまったようでーー。