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『プレバト!!』夏井いつき先生が俳句を作り始めたきっかけは、飲み会の「俳句くじびき」だった!

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記事投稿日:2025.03.03 11:00 最終更新日:2025.03.03 11:00
出典元: SmartFLASH
著者: インタビューマン山下
『プレバト!!』夏井いつき先生が俳句を作り始めたきっかけは、飲み会の「俳句くじびき」だった!

 

 

 2月27日放送の『プレバト!!』(TBS系)の『俳句の才能査定ランキング』に、梅沢富美男さんが出演していました。

 

 今回は高学歴芸能人5名が激突。コーナーの最後、特別永世名人の梅沢さんが俳句を披露する前に、高学歴芸能人に向かって「『俺を学べ!』という俳句を考えてきました」と自信満々にアピールしていました。

 

 

 梅沢さんの作品は、バターで一句「蓋かぶせ アサリバターを 黙らせる」。アサリバターを作る際、お酒を入れるとパチパチと跳ねるので蓋をかぶせる場面を俳句にしたと説明。しかし夏井いつき先生は「ガッカリ」の査定でした。

 

 理由について「あとちょっと臨場感が欲しい」というコメントを出すと、梅沢さんはすかさず「なにが! 臨場感あるだろう!」と噛みつきスタジオを沸かしていました。

 

 夏井先生は『蓋かぶせ』の『かぶせ』の部分が必要ないと添削。「『かぶせ』って書かなくても『蓋』と言ったらかぶせるでしょ」と的確な指摘をされ、梅沢さんは意気消沈。最後は「恐れ入りました」と白旗を上げ、スタジオは大盛り上がりしていました。

 

『プレバト!!』の名物である梅沢さんと夏井先生のバトルは、わかりやすい最高のエンターテイメントです。筆者は以前、『プレバト!!』について夏井先生にお話を伺っています。

 

「『プレバト!!』は芸能人が俳句作りに四苦八苦しているところを視聴者に楽しんでもらったり、助詞が1個変わるだけで『え!全然違う!面白い』って興味を持っていただいたり。

 

 それはハードルを低くしているどころか、ハードルのない形で視聴者をサッと俳句の世界に入れるようなきっかけを作ってくれました」  

 

 俳句は一般的に敷居が高いイメージがあります。その敷居を下げることが大事だと夏井先生は言います。

 

「みなさんは俳句を文学作品だと思ってるから敷居が高くなるわけ。ハードルをどうやって飛び越えるかというのが、俳句をやるかやらないかの一番大きなキーポイントなんです」

 

 夏井先生が俳句を作り始めたきっかけも、ハードルが低かったため、すっと入ることができたそうです。

 

「まだ私が20代の中学校の教師時代に飲み会の幹事をまかされたんですよ。それで、その会の席決めをくじ引きにしたんですが、くじって普通は数字じゃないですか。それを私は俳句にしました。

 

 引いた俳句と同じ俳句の紙が置いてある席につくというルールにしたんです。俳句は有名な句ではなく職員室での先生方の内輪ネタを俳句のタネにしました。そしたら盛り上がるじゃないですか。

 

 もし最初から本格的な俳句を作ろうと思うとハードルが高く感じたと思います。それと私は目的が俳句を作るのではなく、くじを作ることだったので、さらにハードルが下がったんです」

 

 敷居が高い印象の俳句を、どれだけ下げるかが大切だということがよくわかりました。その点で言うと、プレバト名物『梅沢vs.夏井先生』のバトルは俳句の敷居を下げるのには、最適なエンターテイメントですね。

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