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経歴詐称で“消えた”ショーンK、突如の“復活”にネット騒然“経営”テーマの講演に「セルフブランディング講座のほうが」集まるツッコミ

「ショーンK」ことショーン・マクアードル川上(写真・時事通信)
2016年に経歴詐称が明らかになり、表舞台から姿を消して9年ーー。「ショーンK」ことショーン・マクアードル川上がまさかの復活をとげ、話題だ。
「4月24日、千葉県君津市の市民文化ホールで講演会が開かれます。君津商工会議所の創立30周年の記念事業であり、価格が1000円と廉価なためか、チケットはすでに完売しているそうです。タイトルは『プロフェッショナルが語った成功の要諦〜不確実性へのリーダーシップとイノベーション〜』。商工会議所の告知では、名前は「ショーン川上」となっており、“本業”である経営コンサルタントの肩書で講演をおこなう模様です」(スポーツ紙記者)
X上でも、
《もうチケット完売したらしい。いや場所君津やで。みんなショーンK好きすぎやろ》
《ショーンKの講演は聞いてみたい。バレれば破滅する嘘をつきながら高いところに登っていくスリル感について特に聞きたい》
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といった声が並ぶ。ほかにも、
《ショーンKの凄いところはセルフブランディングだと思う英語の発音とか身振り、喋り方に説得力あるので講師して欲しいくらい》
《「不確実性へのリーダーシップとイノベーション」より「なりたい自分になる!ショーンKのセルフブランディング講座」の方が実践的な話を聞けそうだ》
など、ショーンKが誇るべきテーマについて、“経営”よりも自分をよく見せる“セルフプロデュース・ブランディング”の力ではないか、という指摘が多くあがっている。
「かつてショーンK氏は、世界を舞台に活躍する経営コンサルタントとして、ラジオパーソナリティのほか『とくダネ!』(フジテレビ系)や『報道ステーション』(テレビ朝日系)など、数多くのテレビ番組でコメンテーターを務めていました。2016年4月からは、市川紗椰とともに深夜の報道情報番組『ユアタイム』(フジテレビ系)のキャスター就任が決定していました。まさに、引っ張りだこだったのです」(芸能記者)
ところが、放送開始直前の3月、その人生は暗転することになる。「週刊文春」が、彼の“経歴詐称”疑惑を報じたのだ。
「プロフィールでは、米ニューヨーク生まれで海外にルーツがあると自称していましたが、実際は熊本県出身で両親とも日本人。さらにアメリカのテンプル大学を卒業後、ハーバード・ビジネススクールでMBA(経営学修士号)を取得し、パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌに留学したとされていたものの、実際はテンプル大学日本校を中退し、それ以外の学歴はオープンキャンパスで授業を受けたというだけのものでした。ショーン氏は報道内容を認め、謝罪。『ユアタイム』出演は取りやめとなり、レギュラー出演していたラジオ番組『MAKE IT 21』(J-WAVE)も打ち切りとなりました」(同前)
こうして世間から“消えた”わけだが、当時から、ショーンKのセルフプロデュース力の高さに注目する声もあったという。
「ショーンさんは、ダンディなルックスに低温の声で、見るからに知的な雰囲気を醸していました。高校時代の同級生によれば、かつての面影がなくなっていたそうですが、“画面映え”すると重宝されていたのは事実です。さらに当時、番組内で披露していた英語の発音はネイティブレベル。これは、並み大抵の努力で身につくものではありません。自分の“長所”をうまく見せ、積極的にメディアに売り込む能力に長けていたということです」(芸能ジャーナリスト)
だが、今回の“復帰”をきっかけに、今後も表舞台で活躍するとなると、課題が残る。
「ずばり“開き直れるかどうか”です。じつはショーン氏は、2018年1月1日放送の特別番組『世界見聞録〜モンゴルで経済と豊かさを考える旅』(TOKYO MX)に出演しています。騒動から1年10カ月後のことですが、当時、ショーン氏は積極的にメディア露出をするつもりはないと語っていました。
さらに本人のホームページを見ると、ビジネス用語が羅列されており“コンサルタント”という立場を強調するような内容となっています。つまり、自らは経歴詐称について、いまだ向き合えていないようです。これでは、なかなかメディア出演も難しいでしょう」(前出・芸能記者)
逆境をバネにするのも“セルフプロデュース”には必要だろう。