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藤原紀香、大阪万博に批判のさなか「日本館名誉館長」就任で心配の声…わずか数カ月前は「事務所閉鎖」で窮地の状況

藤原紀香
3月5日、大阪・夢洲(ゆめしま)で4月13日から開催される「2025年国際博覧会」(大阪・関西万博)において、日本政府が出展する「日本館」の名誉館長に藤原紀香が就任することが発表された。
「東京・霞が関の経済産業省で藤原さんに任命状が渡されました。大臣室でおこなわれた就任式に、白のスーツに真っ赤なバラのコサージュを身につけて登場した藤原さんは『大役をいただき、嬉しく思います。ぴりっと身が引き締まりました』と笑顔で答え、『一人でも多くの方に日本のよさを伝えて、万博に、日本館に足を運んでいただけるように、いろんなことを学び、情報発信していきたい』と意気込みを語りました。
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さらに『3月2日に(会場を)観察しましたが、リングに上がって歩いて、本当に気持ちよかった。まわりを見渡したら、世界各国のパビリオンがあって外観を見ただけで、ワクワクしました』と話し、『万博は才能と個性の集結を見られて、自分の脳に刺激を与えてくれるもの。期間中は何回も行きたい。通期パスを買おうかな』と嬉しそうに語っていました」(スポーツ記者)
藤原の「日本館名誉館長」就任に、Xでは、意外な声が寄せられた。
《彼女のキャリアに傷がつかなればいいけど...》
《今更万博なんかに絡まない方がいいのに》
《これだけSNSで総叩きにされている万博の名誉会長さんに就任ですか。断る事も出来たと思いますけどね。これ、相当なイメージダウンでは?》
世間の人々から心配する声があがる理由は、大阪・関西万博の“前評判”の悪さからだろう。経済部記者がこう話す。
「工事の遅れや前売りチケットの売れ残りに加えて、開幕までに完成が間に合わないパビリオンもあるとされています。目玉の一つと言われていた『空飛ぶクルマ』も来場客が体験することはできずに、会場周辺をデモ飛行するだけ。
アンバサダーに就任しているお笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんは、表舞台への復帰も見通しが立っておらず、かなり先行きは不安な状況です。そんな万博に深くかかわると聞いて、藤原さんの今後の活動を案ずる声もあるのでしょう」
ただ、藤原自身が置かれている状況も決して、順調なものではなかった。
「2024年11月に所属事務所の『サムデイ』が公式ホームページで債務超過と破産手続き開始を発表したことで、厳しい状況に追い込まれたんです。事務所から発表されるまで、藤原さん自身にも連絡は来ておらず、発表翌日の28日、藤原さんは自身のInstagramで、戸惑いの心境を明かしていました。
さらに苦難に見舞われたのが、翌日の29日に、夫である片岡愛之助さんが舞台の稽古で負傷し、上あごと鼻骨骨折の診断を受けたこと。愛之助さんの看病をしながら、突如として放り出された“フリー”の立場で、藤原さんは芸能活動を続けていました。もしや、万博の仕事もこの時期にオファーされたのかもしれません」(芸能記者)
その後の2025年1月に芸能事務所「ケイダッシュ」と業務提携を結んだことを発表。NHK連続テレビ小説『おむすび』にも出演するなど、よりいっそう活動に精力的な様子を見せていた。
「もともと藤原さんは、2007年から日本赤十字社の広報特使を務めていました。2008年にサイクロンに見舞われ、4000人の死者を出したバングラデシュを訪問したり、2010年には『スマイルプリーズ 藤原紀香 世界こども基金』を設立したりするなど、ボランティア活動に熱心に取り組んでいます。
今回、万博の仕事を請け負ったのも、そういった人道支援や平和活動の一環として、国際的な行事に携わりたいと思ったためかもしれません。“逆風”の強い万博ですが、共倒れせずに藤原さんの力で、よいイベントにしてほしいものですね」(同前)
仕事を選ばないのも“いい人”たる所以だろう。