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【ABEMAの回答は?】兒玉遥 「卵子凍結」番組密着めぐる抗議にクリニックが猛反論…間に立つABEMAが抱える現状とは

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記事投稿日:2025.03.10 11:00 最終更新日:2025.03.10 11:00
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【ABEMAの回答は?】兒玉遥 「卵子凍結」番組密着めぐる抗議にクリニックが猛反論…間に立つABEMAが抱える現状とは

元HKT48の兒玉遥

 

《やはりモヤモヤと不快な思いが残ってしまいます》

 

 元HKT48のメンバーで現在は女優の兒玉遥が、Xに投稿した抗議は“第2ラウンド”を迎えたようだーー。発端は、ABEMAの配信番組『黙ってられない女たち』だ。

 

「同番組では、兒玉さんが“卵子凍結処置”を受ける様子に密着しました。兒玉さんは過去にも凍結処置にチャレンジしたことがあったものの、失敗。今回は同じ病院で2度めのチャレンジとなりました。

 

 放送は無事終了したのですが、兒玉さんは3月1日に自身のXで“抗議文”を公開しました。その内容によると、兒玉さんは事前に女性医師に担当してもらう希望を出していたものの、撮影前日にマネジャーを通じて、『男性院長の方が症例数も多く、クリニックとして院長で進めたい』と、病院側の意向で、男性医師である院長が担当することになってしまったそうです。

 

 撮影が翌日であることや番組側に迷惑がかかることを避けるために、病院側の意向に沿って撮影を承諾したものの、実際の放送を見て、男性に局部を見られているところを撮影されたことに精神的な負担を感じると心境を吐露しました。

 

 さらに、実費の治療にもかかわらず女性医師に担当してもらいたいという希望が叶わなかったことを『モヤモヤした気持ちになった』と綴っています」(芸能記者)

 

 

 さらに兒玉は、《この件は、女性医療の在り方に関わる重要な問題であり、関係者の皆様や今、女性医療に取り組もうとしている皆様にももう一度、考えて頂きたく、今回、発信させていただきました》と、投稿した理由を説明した。

 

 晩婚化がすすむ中、卵子凍結処置は、社会的に重大なトピック。産婦人科で患者の希望がまったく通らないという状況があるのだとうすれ大問題だ。ところが3月5日、診察先の病院である「六本木レディースクリニック」は公式サイトに文章を発表。兒玉の主張に真っ向から反論したのである。“反論文章”はまず

 

《当院は、患者様に最善の医療を提供するため、医学的観点に基づいた適切な対応を行ってまいりました。しかしながら、本件に関する発信内容からは、医師の説明や方針が兒玉様および番組の企画制作に担われたAbemaTV様に十分にご理解を頂けなかったものと受け止めており、この点は大変残念に思っております》

 

 と、兒玉の投稿に対して疑念を提示。とくに男性院長への交代については、

 

《オンエアされた番組内でも言及されているように、兒玉様の血中のAMHの値は極めて高く、多のう胞性卵巣症候群の中でも当方としては治療に苦慮する状態でした》

 

 と指摘したうえで、

 

《治療においては熟練した医師が卵胞育成の段階から関与し、診察ごとに卵胞誘発のための投与量を適宜細かく調整しながら経過を管理する必要があると判断いたしました》

 

 と男性の院長が治療にあたった理由を説明した。さらに2024年12月段階でABEMAと兒玉サイドに対し、密着取材をする条件として院長が治療をおこなうことを提示したと明かし、

 

《この方針については、番組制作会社を通じ、複数回にわたり兒玉様にお伝えしており、また、兒玉様よりご了承いただいた旨、番組制作会社よりご報告を受けました。その後、治療開始にあたり、2025年2月に兒玉様ご本人との顔合わせの場を設け、小松院長が担当することについて小松院長本人より再度説明させていただき、兒玉様よりご了承をいただいております》

 

 と、しっかりと事前に許可を取っていると主張したのだ。病院側はコメントを発表した理由を、本誌にこう答える。

 

「本件につきましては、六本木レディースクリニックおよび担当医師に対する誹謗中傷が相次ぎ、現在通院されている患者様からもご不安の声が多数寄せられておりました。そのため、誤解や憶測の拡散を防ぎ、正確な情報をお伝えする目的で公式声明を発表いたしました」(六本木レディースクリニック担当者)

 

 もし、クリニック側の声明が事実であるとすれば、撮影前日に突如として男性院長に変更になった、という兒玉の主張とは食い違う。では両者の間を取り持ったはずのABEMAは、兒玉と病院の主張の相違点についてどう考えるのか。本誌は質問状をおくったが、

 

「番組制作の過程については回答を差し控えさせていただきます」

 

 と、回答を拒否した。ABEMAの番組に多数出演した経験のあるITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう分析する。

 

「開局当時は報道部門の記者まで抱えるような大所帯でしたが、現在は人手が足りていないようです。取材を動かしたら、それで番組の企画をかならず1本、作らないといけない。つまり見込み違いがあっても後戻りが利かない状況のようです。既存メディアと同程度の影響力を持つようになっていますから、そろそろ、足元を見直す時に来ているのかもしれませんね」

 

 ABEMAは最後までだんまりを決め込むつもりなのだろうか……。

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