エンタメ・アイドル
「見たら削除して」中居正広、第三者委員会のデータ復旧でわかった“隠ぺい工作”…ネットでは“ドリル破壊”が話題

中居正広
3月31日、中居正広と元フジテレビの女性アナウンサーのトラブルを調査していた第三者委員会の報告書が公表された。調査の過程では、「調査対象者の一部から本件調査に際して電子データの一部を意図的に削除したとの供述が得られた」ため、データ復元を行ったという。
「中居氏とフジテレビ幹部B氏の間でやり取りされたショートメールやLINE、Microsoft Teamsなどの削除されたデータ計1950件を復元したといいます」(芸能担当記者)
中居氏と特に関係が深かったとされるB氏は、「2022年5月9日から2025年1月10日までに、タレントU氏、中居氏、K弁護士との間でやりとりしたショートメールチャットデータ325件を2025年1月9日から2025年2月1日にかけて削除していることが認められた」とも記載されており、とにかく証拠を消そうと削除し続けた形跡があるという。
復旧されたやり取りの中では、中居氏がB氏に対して女性の病状を伝えた後、「見たら削除して」などと送っているものもある。これらのメッセージからは、中居氏の“隠ぺい工作”がうかがえる。
関連記事:【フジテレビ問題】中居正広に“飲み会”提案、報告書に登場した「タレントU氏」に集まる注目 関係者の間では“実名”も
第三者委員会の発表を受け、Xでは削除データの復元精度の高さへの驚きの声が上がるとともに、あの懐かしの“データ破壊”の話題が盛り上がった。
2014年、政治資金規正法違反の疑いを報じられた小渕優子議員の大胆な行動のことである。政治団体をめぐる不明朗な資金処理問題の捜査のため、東京地検特捜部が関係先を家宅捜索。しかしその前に、彼女は複数のハードディスクを電気ドリルで破壊していたのだ。
「証拠になり得るデータの入ったハードディスクを物理的に破壊したのです。小渕議員は“ドリル優子”と揶揄されることになりました」(政治部記者)
結果、データは復元されず、小渕議員も罪に問われることなく、議員生活を続けた。この事件と、中居氏およびB氏によるデータ削除が結びつけられたのだ。
《やっぱ、破壊するにはドリルが1番なんだな…》
《B氏もメールのデータを単に削除するだけじゃなくて、ちゃんとスマホを物理的に破壊してないのは手落ちよなぁ》
《そう、ドリルでもしないかぎりデータはけっこう復元できる》
今回の事件でも、もしメッセージが復旧しなければ判明しなかった事実が多くある。
「警察などの捜査当局が担当する事件なら、電気通信事業者からログを押収するなどで復元は可能ですが、中居氏の件は現状では刑事事件ではありません。なので、BCらのスマホやパソコンに残っていたデータをデジタルフォレンジックという手法で復元したようです。B氏も自分のスマホをドリルで壊していればデータは失われていたかもしれません」(同前)
中居氏とのやり取りを確認できたのは、不幸中の幸いだったのかもしれない。