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「タカさんは強い人ですから」見栄晴、抗がん剤治療は計7週間…味覚は完全に戻らずも食事制限はナシ「甘いものを食べて体重が増えました」

2024年1月にステージ4の「下咽頭がん」が見つかったことを公表したタレントの見栄晴さんが、3月27日に自身のInstagramを更新した。
そこには《最後の抗がん剤、放射線治療が終わって、明日でちょうど1年!》と喜びを隠しきれないコメントが、満開の桜とともにアップされていた。
「3cmほどになっていたがんが見つかり、周囲のリンパ節にも転移していました。2月上旬に入院して、抗がん剤治療と放射線治療を開始しました。
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抗がん剤治療は1週間入院して治療、2週間あけてまた入院を3回繰り返して合計7週間。放射線治療は、土日以外の35日受けました。
みなさんから『大変でしたね』と言われるんですけど、『治すぞ』という気持ちが強く、放射線を照射した部分の皮膚がケロイド状になったり、喉がとても乾いたり、味覚障害など副反応はいろいろありましたが、治療のつらさはほとんど覚えていないんです」
こう振り返った見栄晴さん。現在は月に一度、経過観察で病院に通い、3~4カ月に一度CTやMRI、PET検査も受けている。
「僕の場合、2年以内の再発率が60%と言われています。検査結果を聞きに行くときは憂鬱ですけど、先生から『大丈夫ですよ』と言われると、やっぱり『ホッ』とします。夜、眠れないときなどは、どうしても病気のことを考えてしまうときもあります」
味覚は完全には戻っていないそうだ。
「辛い、しょっぱいなどストレートな味覚はわかるんですが、出汁の味など深みのある『こく』が伝わってこないんです。たとえば醤油ラーメンを食べると、醤油の味しかわからない。放射線治療の影響なのでしょう。今後も昔のように100%戻ることはないそうです」
しかし、食事制限はないという。カレーライスもキムチも、辛すぎなければ食べられる。
「だけど、お酒は禁止されています。『飲酒はダメです。再発のリスクが格段に高まります』と言われています。お酒好きにはきついですけど、これも寛解に向けての我慢です。
その反動でしょうか、ケーキなど甘いものをよく食べるようになり、体重が5~6kg増えました。先生から『減量するように』と言われるかもしれません(苦笑)」
国会では「高額療養費制度」の見直しが議論された。このニュースは見栄晴さんにも他人事ではなかったそうだ。
「私も高額療養費制度で助かった1人です。いろいろな検査や治療費は、保険が適用されてもかなりの金額がかかりました。希少がんは治療費もさらに高額になります。
この制度は、なんとしても維持してほしいと思っています」
4月4日、とんねるずの石橋貴明が食道がんであることを公表した。見栄晴さんも「タカさんは、強い人ですから」と早い回復を祈っている。