フジテレビ清水社長「給料半額」発表に集まる同情論“アニメ畑”出身、前社長退任で「火中の栗」拾う羽目に

 

　4月7日、フジ・メディア・ホールディングスは業績悪化を見込んだ対応策として、2月から役員報酬を減額していることを明らかにした。

 

　フジテレビの清水賢治社長は50％の月額報酬減額、社内出身の取締役は30％、執行役員は10％を減額。社内出身の監査役は30％を辞退しているという。フジHDの金光修社長は30％の減額。ほか社内出身の取締役、常勤監査等委員の取締役も10％減額という。

 

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「フジテレビの清水社長は、月給が半分になるということですが、もともとがいくらもらっているのか分からないので、SNSでは『そもそもの報酬はいくらなの？』などと指摘されています。

 

　先日の第三者委員会の調査報告書では、中居正広さんの性暴力が認められただけでなく、フジテレビ内でいくつかの“セクハラ”t認められる行為があったと、具体的なエピソードとともに記されています。

 

　業績悪化という原因以外にも、報酬減額で、世間に “痛みを伴った処分” と訴えたい面もあると考えられます」（芸能記者）

 

　こうしたなか、清水社長に対する同情論も出ている。清水社長は、今回の問題で前経営陣が退陣した後に就任し、「火中の栗」を拾わされているだけ、という見方だ。

 

「今回の問題で退任した、港浩一前社長の後を継ぐ形で、1月28日に社長に就任しています。

 

　清水社長はアニメ部門出身で、『キテレツ大百科』『ちびまる子ちゃん』など、子ども向けのほのぼのした作品を数多くプロデュースし、ヒットを生み出してきました。『ドラゴンボール』や『HUNTER×HUNTER』などの人気作も手がけています。『ちびまる子ちゃん』の主人公を長く担当した声優・TARAKOさんのお別れ会では、作品の初代プロデューサーとして弔辞を述べています。

 

　こうした経歴から、調査報告書で問題視されている、芸能事務所やタレント本人との“蜜月”とは縁遠い人物とみる向きもあるのです」（同前）

 

　実際、Xには、清水社長へのこんなコメントが。

 

《フジテレビの社長報酬減額ってとばっちりじゃなくて?》

 

《清水社長の減額してもなんの意味もなくない？　この人、今回の問題を受けて1月に社長になった人でしょ？　こんな泥船の後処理を任された上に、減額なんて可哀想すぎる》

 

《清水社長の報酬減額、関係無いじゃんか》

 

　業績悪化、そして前任者の残した“大問題”……清水社長の舵取りは、これからだ。