レース前にスマホ、虚偽申告も…藤田菜七子元騎手、引退後初の「競馬関連イベント出演」に賛否

 

　4月10日、ホッカイドウ競馬からのリリースに、競馬界が震撼した。

 

　昨年スマートフォン不適切使用で騎乗停止処分を受け、そのまま10月11日に引退した藤田菜七子元騎手が、4月16日に行われるイベントに出演すると発表されたのだ。出演するのは門別競馬場で開幕するホッカイドウ競馬のナイトレース『グランシャリオナイター』のYouTube中継と、現地で開催されるトークショーだという。

 

　騎手引退から約半年ぶりの公の場となる藤田は、2016年にデビュー。JRAでは16年ぶりの女性騎手として、そのルックスもあいまって人気を博した。2019年にはJRA所属女性ジョッキーとして重賞初制覇も果たすなど活躍。JRA通算3897戦166勝を上げている人気騎手だったのだが……。

 

「藤田さんは、2023年4月までに外部との接触が禁止されているレース開催中の調整ルームでスマホを複数回にわたって使用。外部との通信が確認されたとして、騎乗停止処分が課せられました。そして処分の翌日、詳しい説明もなく引退を発表したのです。せめて自分の口から、ファンに対して説明する必要があるのではないかと、今でも批判の声は強くあります」（競馬担当記者）

 

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　藤田はJRAの事情聴取に「ツイッターとYouTubeを閲覧していただけ」と語っていたが、実際は厩舎関係者と通信していたことも発覚している。明らかな虚偽申告として、引退後も処分対象になりうると報じられていた。このことから、競馬関連のイベントには呼ばれることはないというのが一般的な認識だったのだが……。

 

「イベントに一緒に出演する元JRA騎手の細江純子さんは、自身のInstagramに《菜七子ちゃん久しぶりの公の場に、『緊張してます』と。皆様、ヨロチクです》と共演する喜びを投稿しています。懇意にしている競馬関係者からのオファーとのことですが、禊は済んだということなのでしょうか」（同前）

 

　Xでは競馬ファンたちが、藤田のまさかの復活に激しく反応している。

 

《え？藤田菜七子が競馬場でトークショー　虚偽申告して一目散に引退してJRAに説明も会見も開かずに八百長疑惑もあるのに競馬の仕事あるんだ》

 

《競馬関係イベントに呼ぶ方がどうかしてる。スマホを使ったことはどうでもよくて虚偽報告がダメなのよ》

 

《スマホ持ち込みの件JRAの調査を拒否して逃げるように引退して事の詳細何も分からないのに競馬関連の仕事する事にびっくりするわ》

 

　こうした声の一方、「藤田さんが出るなら見たい！」という声も散見される。トークショーでは引退の裏側までぶっちゃけてくれるのか……引退後の活動の試金石として、注目されるのは間違いなさそうだ。