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日曜劇場『キャスター』、アナウンス力は“元宝塚トップスター”に軍配の皮肉…阿部寛の“滑舌”はやっぱり指摘続出

日曜劇場『キャスター』(TBS系)で主演を務める阿部寛
4月13日、阿部寛が主演を務める日曜劇場『キャスター』(TBS系)の第1話が放送された。
同作は、民放の報道番組『ニュースゲート』のメインキャスターに抜擢された進藤壮一(阿部寛)が、既存のルールにとらわれない型破りな取材のもと、報道のあり方へ切り込んでいく社会派エンターテインメント。日曜劇場は6度めの出演となる阿部に加え、女優・永野芽郁やなにわ男子・道枝駿佑などの豪華キャストが脇を固める。
第1話では、『ニュースゲート』キャスター就任初日から「この番組を正すためにきた」とスタッフに宣言。「スクープのためならなんだってあり」「カンペは必要ではありません」などと条件を列挙し、総合演出である崎久保華(永野芽郁)らを困惑させた。リニューアル初回の目玉である内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)が生出演をキャンセルしたところから、物語が動き出していった。
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初回視聴率は14.2%という好発進となった『キャスター』。阿部の圧倒的存在感は相変わらずだったが、やはりXで聞こえてきたのは“滑舌”への指摘だった。
《さすが阿部寛 出てくるだけで画面がもつ 滑舌はちょっと…なので字幕つけて見た》
《阿部寛が何やっても阿部寛なのは見る前から分かっているし、あんな濃い顔のキャスターがいてもいいとは思うんだけど、肝心のニュースの原稿読みの滑舌がアレでいいんですかね……》
以前から「聞こえづらい」という声が寄せられてきた阿部。4月の制作発表会では、キャスター役としてのプレッシャーについて「(プレッシャーは)ありますよ。でも、今回は過去の作品のなかでもいちばん滑舌がいいんです」と自信ありげに答えていたが、視聴者を満足させるにはいま一歩及ばなかったのかもしれない。
そんななか、話題になったのは、『ニュースゲート』で阿部の横に座っていたサブキャスター役・月城かなとのアナウンス力だった。
《昨日観たドラマのキャスター、阿部寛さんの横の女性のサブキャスター役の人、アナウンサーかなと思う程上手くて調べたら元月組トップの月城かなとだったw》
《この女性キャスター、アナウンサーとしての読み方が上手すぎない?本職?と思ったら宝塚の元トップスターだった》
「月城さんは、2009年に宝塚歌劇団に入団し、2021年に月組トップスターに就任。男役として活躍し、『今夜、ロマンス劇場で』『グレート・ギャツビー』などの作品に出演したのち、2024年に退団しました。その後は映画『白雪姫』吹替版で、女王であるヴィランの声優役を務めたり、今回出演した『キャスター』でサブキャスター・小池奈美役を務めるなど、活躍の場を広げています。
知的で落ち着いた雰囲気の月城さんは、キャスター役にばっちりハマっていましたね。舞台仕込みの滑舌のよさもあってか、原稿読みも本職のアナウンサーのようなクオリティでした。役作りのため、アナウンスレッスンや報道局への見学もおこなっていたといいます」(芸能記者)
キャスターとしてのアナウンス力でいえば、今回は月城に軍配が上がってしまったようだ。