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『あんぱん』河合優実の“不適切ヤジ”めぐるシーンで論争勃発!“代表作”を再現する皮肉な状況

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記事投稿日:2025.04.16 16:50 最終更新日:2025.04.16 18:22
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
『あんぱん』河合優実の“不適切ヤジ”めぐるシーンで論争勃発!“代表作”を再現する皮肉な状況

ヒロインの妹役の河合優実

 

 4月15日、今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説あんぱん』が放送された。作中で、河合優実の演じる役が発した“ひと言”が賛否を巻き起こしている。

 

 国民的絵本『アンパンマン』を生み出した漫画家で、絵本作家のやなせたかし氏と、妻の暢(のぶ)さんをモデルにした同作は、かつて何者でもなかった2人が二人三脚であらゆる困難を乗り越え、人気作を生み出すまでを描いた物語。

 

 

 主人公・朝田のぶを今田、のちに夫となる柳井嵩を北村匠海が演じ、河合はのぶの妹(次女)・蘭子役で出演している。

 

「2週にわたってヒロインの幼少期を放送し、4月14日の週から昭和10年(1935年)を舞台に、高等女学校5年生になり、将来の進路について悩む姿を描いています。15日の放送回で、運動が苦手な嵩が腹痛を理由にパン食い競争を欠場し、急遽、のぶが代わりに出ることになりました。レースに女子は出られず、男性のみでおこなわれていましたが、異例の形でヒロインが参戦することになったのです」(芸能記者)

 

 足が速いのぶは、男性陣との差を縮めていき、パンに食らいつこうとする。この様子に慌てたのか、レースに参加していたのぶの小学校時代の同級生の田川岩男(濱尾ノリタカ)が、ルール違反である、肘を使ってパンがぶら下がっている紐を揺らす暴挙に出る。

 

 すると、レースを応援していた蘭子が、「こすい! 食パンの角に頭ぶつけて死んでしまえ!」と、岩男に“ヤジ”を飛ばしたのだ。

 

 白熱するパン食い競争となったが、Xでは蘭子の「食パンの角」発言に関して、

 

《子供に愛と勇気を教えるキャラクターを生み出した人がモデルのドラマで「食パンの角に頭ぶつけて◯ね」はダメじゃないの?》

 

《言葉選びが乱暴すぎんか》

 

《単純にドラマのセリフとしてもありえない ぜんっぜん笑えん》

 

 など、批判の声があがっている。

 

 一方で、

 

《食パンの角の件で叩いてる人はあれかい、作品には綺麗な言葉を使う綺麗な心の持ち主だけが登場してほしいのかい?》

 

《本当にそうなれという意味じゃなくて怒ってるとかムカついてるとかそういう意味合いで使ってたよね? 実際あったことや言葉回しを現代に合わせすぎるとつまらない》

 

 といった、批判への疑問も見受けられる。賛否分かれた理由に関して、前出の芸能記者はこう語る。

 

「問題となったセリフは、罵倒表現を冗談めかした言い回し『豆腐の角に〜』を言い換えたものと見られます。ヒロインの家がパンを販売していることに由来するのでしょうが、老若男女問わず親しまれている絵本『アンパンマン』の生みの親を描いた作品で、生死に関する言葉を軽く使うことに違和感を覚える人もいたのでしょう。

 

 ただ、少々粗雑な言動も含めて、当時の時代背景を再現していると見る向きもあるようです。実際、のぶがパン食い競争に出場したい旨を告げると、『女はダメだ』と断られる場面があり、現代と異なる時代であることがうかがえます」

 

 昭和と令和のギャップによって、“不適切ヤジ”と受け取られてしまったようだ。くしくも、このセリフを発した河合が過去に出演したドラマで、今回のような事態が描かれていた。

 

「2024年に阿部サダヲさんが主演を務めたドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系、以下『ふてほど』)を彷彿とさせますね。阿部さん演じる1986年の昭和を生きる主人公が、コンプライアンスが厳しい2024年の令和にタイムスリップし、昭和に比べて、規制が多い社会に奮闘する様子を描いています。

 

 河合さんは阿部さんの娘役で出演し、この作品での演技が評価され、女優業が増えることになり、彼女の代表作となったのです。皮肉にも、『ふてほど』出演女優が朝ドラで発したセリフが、SNSで論争を巻き起こし、代表作を再現してしまうことになりました」(前出・芸能記者)

 

『ふてほど』では、当初、規制が厳しい令和に生きづらさを感じていた主人公が、少しずつ良さを見出し、昭和と令和どちらの時代にも対応できるようになった。

 

 朝ドラでも、昭和の世界観を頭ごなしに否定せず、じっくり見てみてはーー。

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