石橋貴明「下半身露出」を“覚えてない”と謝罪もやまぬ批判「おばちゃん、ワキの毛を剃ってよ」コントのイジりで訴訟沙汰の過去も

 

　中居正広の女性トラブルに端を発した一連の問題をめぐり、フジテレビなどが設置した第三者委員会がまとめた調査報告書のなかで「重要な類似案件」として報告されていた「10年以上前に、女性社員を前に密室で下半身を露出した“有力な番組出演者”」であると「週刊文春」に報じられた、とんねるずの石橋貴明。

 

　4月16日、これまでがんの治療のためにコメントを出すことができなかったとしたうえで、以下のとおりお詫びのコメントを発表した。

 

《週刊誌等の報道につきましては、10年余り前のことで記憶が曖昧（あいまい）な部分もありますが、記事にあった方々と会食した覚えはあります。そこで起きた詳細については、かなり深酒をしてたためか、覚えていないのが正直なところです。私自身の至らなさゆえ、かなり羽目を外してしまったかも知れません。

 

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　同席された女性の方には、不快な思いをさせてしまったことを、大変申し訳なく思っております》

 

　SNS上では、石橋の過去の出演番組での不適切な言動を掘り起こす動きが止まらない。

 

　とくに注目が集まっているのは、番組内で石橋からセクハラ被害を受け、当人とフジテレビを相手に訴訟を起こしていた女優の存在だ。

 

「4月15日、『週刊女性PRIME』が、石橋さんとフジを過去に訴えた女優について報じました。舞台となったのは、1992年10月29日放送の『とんねるずのみなさんのおかげです』（フジテレビ系）で、番組に出演していた当時56歳だった女優・Xさんが、石橋さんとフジから受けた度を過ぎたイジりについて、『週刊女性』に語った当時の発言を取り上げているのです。

 

　記事によればXさんは、番組のコントコーナーで、毎回、体を張ってオチをつける役割を担っており、その日は衣装として、意にそぐわないビキニタイプの水着を用意されたそうです。最初は拒否したものの、仕事と割り切って番組に出演したところ、石橋から『おばちゃん、どうでもいいけど、ワキの毛を剃ってよ』、『横から××（アンダーヘア）が出てるの！』など、容赦のないアドリブを浴びせられたそうです。またXさんは番組で、石橋からプロレスの技をかけられることなどもありました」（芸能記者）

 

　石橋さんの発言に女性としての尊厳を傷つけられたと憤るXさんは、『石橋さんはひどすぎます』『親戚やご近所にも顔向けできません』などと、同誌の取材に怒りをにじませて語っている。

 

「さらに番組は、画面に『おばちゃんは素人なので、ムダ毛のお手入れをしてないことをご了承ください』などのテロップを入れた形で放送されました。あまりに出演者を軽んじる扱いに、Xさんは、1992年11月、石橋さんと番組ディレクターを相手取り、200万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴しています。

 

　このXさんの訴えに対して、フジは『あくまで合意のうえでの演出』を主張し、石橋さんサイドは『局に任せている』と他人ごとのような対応に終始。のちに、石橋さん、フジとは和解が成立して訴えを取り下げたようですが、Xさんは以後、テレビで見かけなることはなくなりました」（同前）

 

　女優を自認していたXさんに対し、石橋とフジが浴びせた態度に、X上では、

 

《当時から声を上げて正式に訴えてる人はいた。しかし総スルー。以後の被害者が続かなかったのは自覚なき共犯者だ。被害を拡大したのだからな》

 

《こういうのどんどん言ってったほうがいいですよ。自分を「偉い」と錯覚している芸能人がゴマンといるんだから。この方は92年に勇気ある訴えを起こしているけど今はもっと声を上げやすい》

 

《フジテレビと石橋のハラスメントなんて枚挙に暇がないだろう。当時はやむなく泣き寝入りした被害者は今こそ声を上げる時なのでは》

 

　など、非難の声が集中している。民放ディレクターが語る。

 

「当時のコンプライアンスでは問題なかったのかもしれませんが、それでも不快だと思う方はいたはずです。第三者委員会の報告書で、女性社員の前での下半身露出が明らかになってから、石橋さんの過去の出演番組がネットで検索されています。結果、こうした卑猥なコントや言動が掘り返され、視聴者の拒否感が強まることになっています。

 

　石橋さんは、初期の食道がんとされていましたが、咽頭がんも併発していたことが発覚しました。本来なら“応援されるべき”立場なのかもしれませんが、過去の言動ゆえに、同情の声があまり多くはない状況となっています」

 

　視聴者に説明責任を果たすためにも、病気を克服してほしい。